かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

M9.0の巨大地震

2011-03-13 13:54:07 | 政治・社会
ここ半島は穏やかな陽射しが降りそそぎ、ひたすら静かだというのに、
東北地方は大変なことになっている。
つい先ごろ、ニュージーランドで悲惨な災害が起こったばかりだというのに・・・。
新聞のテレビ欄はほとんど真っ白。
民放もCMを流さずに地震関連のニュースだけ。
TVから映し出された津波の様子はあまりにも生々しく 悲惨だ。
2004年のスマトラ沖地震による津波被害もTVニュースで見たけれど、
それを上回る大規模なものだったのではなかろうか。
しかも範囲が広い。
そして、おさまった後の壊滅状態となったたくさんの町が映し出される。
あまりにも無残だ。
本震の後も数えきれないほどの余震が起こっているようで、
今回の地震を起こした断層は、南北の長さ400キロ以上だという。
東北日本側のプレートと太平洋プレートの境界が大暴れしている感じだ。

無くなられた方々のご冥福をお祈りします。
そして、被災して家を失った方々も大変だ。
孤立している方々も早く救援されることを願うばかりだ。

さらに、原発にも被害が出ているようで怖い。
この半島も原発があるので他人ごとではない。
しかも、半島の北側沖合数キロ(瀬戸内海)の海底には活断層(中央構造線)が走る。
一方、四国の沖合 南海トラフではフィリピン海プレートがもぐりこんでいる。
フィリピン海プレートの西日本への沈み込む速さは、1年間で4~6センチ程度だといわれている。
だとすると、100年間では陸側が4~6mも縮む(沈み込む)ことになる。
これを跳ね返そうとして起こるのが南海地震、東南海地震、東海地震だ。
南海地震の発生周期は100~150年程度だそうで、1946年に紀伊半島沖で発生したのが最後となっている。
想定される次の南海地震の発生確率は、10年以内が10~20%、30年以内が40~60%程度、そして50年以内となると80~90%と予測されている。
いずれにしても、日本列島近傍では4つのプレートがぶつかり、押し合っている。
今さらながらだけれど、日本中どこで大きな地震が起こっても不思議ではない。

   【平 朝彦(2002)より】


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