かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

伊能忠敬の足音(前篇)

2012-06-15 11:53:07 | 田舎の歴史
55歳になってからの大事業である。
寛政12年(1800)閏4月、伊能忠敬が江戸・深川から奥州街道と蝦夷地へ向け測量の旅に出発した。
これが日本全土測量の始まりであり、この後17年間かけて日本全土を測量することになる。
なんというバイタリティー・好奇心だろうか。

こうして、8年後の文化5年(1808)第6次測量では、淡路島を経て徳島県に入り四国の測量を行っている。
四国に上陸してからは、東側沿岸を南下し、高知、愛媛と至り、7月8日から21日(旧暦)にかけて佐田岬半島の測量を行っている。
この地・佐田岬を測量するときの彼らの見たものは、経験したことは何だったのだろうか?
“その時何が”的な 200年前の偉人の経験に興味がわく。

彼は、測量の日々を毎日克明に日記にしたためたそうだ。
測量日記は、測量しながら現場で書いた伊能忠敬先生日記51冊と、のちに清書した伊能忠敬測量日記28冊の2種類の日記があるそうだ。
その測量日記が千葉県香取市の伊能忠敬記念館に保管されているという。
そして、2010年国宝に指定された。
その国宝の清書本測量日記が、イノペディアをつくる会の方々のご尽力によって、昨年9月にDVD化されたことを知った。
約3000頁に及ぶ膨大な日記らしい。
手に入らないものかと思い、ネットを探ったら、定価2万円。
刊行にこぎつけた方々のご苦労、資料的価値からいえば安いものだと思う。
ただ私の場合は、とりあえず佐田岬半島を測量した2週間分が見たい というみみっちい了見である。
しかも、日記は江戸時代のものだから、私に文章が解読できるかどうか、という不安もある。
うーん・・・ 

とりあえず、町の図書館が所蔵しているかどうか検索してみた。
が、見事に空振り。
やはりだめか・・。
≪つづく≫


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