【東京・葛飾区】創建年代は不詳だが、室町時代の永正六年(1509)五月銘の板碑を所蔵していることから、室町時代後期には念仏堂として存在していたようだ。 江戸時代初期の明暦元年(1655)の棟札に両観寺とあることから、その頃一寺となったようだが、さらに、寛政七年(1795)の本堂再建時の棟札には了観寺とあるから、その後良観寺に改名されたようだ。
本尊は聖観世音菩薩立像だが、江戸時代には「尻手の観音」として知られ、縁日(4月18日)には多くの参拝者で賑わう。 柴又七福神のうちの宝袋尊、江戸川七福神の布袋尊、また南葛八十八ヶ所霊場の52番札所そして新四国八十八ヵ所霊場29番札所である。
京成金町線の踏切の直ぐ傍に建つ山門をくぐって境内に....左手の先に立つ大きな「願掛け宝袋尊像」が目に飛び込んできた。 その宝袋尊立像の傍には、童子に手伝わせて2匹の鼠が乗った大きな袋を引きずる布袋石像が....。
右手には、六地蔵立像の後方に、カラフルな風車に彩られ、赤い帽子を被った小さな「やすらぎ地蔵」が 100体ほど並んでいる。 境内に、宝袋尊の白い幟ややすらぎ地蔵尊の赤い幟がやわらかく風になびいていたのが印象的だった。
踏切の近くに立つ山門..観世音の碑があり寶袋尊の幟が風になびく
山門から眺めた境内
入母屋造桟瓦葺の本堂
境内に立つ「願掛け寶袋尊像」..良観寺では布袋尊ではなく宝袋尊と呼ぶ
童子に手傳わせて大きな袋を引きずる布袋石像
六地蔵尊像越しに眺めた本堂
赤い帽子を被り風車に彩られた「やすらぎ地蔵尊」
本堂の近景 「観音殿」の額が掛る
六地蔵像の後ろに百体ほどの「やすらぎ地蔵」が..
「三界萬霊」とある永代供養墓やすらぎの碑..墓上には左手に蓮花を持つ観音像立像
左手に童を抱く地蔵菩薩像 半跏座の観音像か? この像は?
大師堂
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