
【京都・木津川市】創建や由緒は不詳だが、白鳳時代の大宝年間(701~704)の創建との伝承がある。 江戸時代初期の寛永年間(1624~1644)の頃までは「鹿背山明神」と称していたようだが、勝手神社は室町時代から続く大野地区の氏神。 御祭神は天忍穂根命、天台日需女貴命、多久幡千々姫命で、他に境内社の春日神社と3つの末社(市杵島神社(市杵島姫命)・八柱神社(五男三女神)・海神社(大綿津見神))が鎮座している。
「勝手神社 春日神社」の額が掲げられた鮮やかな朱塗りの明神鳥居をくぐり、道路に並行に設けられた参道を進む。 参道には砂利が敷かれ、砂利を踏みしめる音が心地よく響く。
砂利の参道から樹林の中に長い石段が続き、石段を上りきると神社に似合わない造りの拝殿が建ち、その奥の覆屋の下に鮮やかな朱塗りの勝手神社と春日神社の本殿が並んで鎮座している。
本殿の左手に3つの末社が鎮座しているが、末社の傍には愛嬌のある顔をした獅子の狛犬がいて末社をしっかり護っている。


参道入口に立つ鮮やかな朱塗りの明神鳥居..額に「勝手神社」と小さく「春日神社」とある/ 社務所



道路に沿った長い砂利の参道/鬱蒼と茂る樹林の中に続く社殿境内への長い石段

石段途中から眺めた社殿境内


鳥居の下の石段途中に佇む石燈籠..基礎基壇が土に埋もれている/切妻造桟瓦葺の手水舎


社殿境内の朱塗りの明神鳥居/手水舎傍に立つ石燈籠..天保七年(1836)造立

神社に似合わない造りの拝殿が建つ


鳥居前に鎮座する獅子の阿形吽形の狛犬

右が勝手神社、左は境内社の春日神社


勝手神社(奥)には天忍穗根命、天大日靈女貴命、多久幡千千姫命の3神を祀る

拝殿に掲げられた額絵馬

境内に鎮座する3つの末社「市杵島神社、八柱神社、海神社」


末社の傍に鎮座する愛嬌のある顔の獅子の狛犬


狛犬の顔は鬼瓦を連想させる

境内の隅に佇む笠が苔生した石燈籠郡..竿の半分下が土に埋もれている
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