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【大分・国東市】由来や開創年代は不詳だが、境内に佇む国東塔の造立元号(南北朝時代至徳四年(1387))以前の創建とみられる。 宗旨は臨済宗(妙心寺派)で、本尊は藤原時代作(平安時代)の阿弥陀如来坐像。
枯れた芝生で覆われた僅かな段差しかない緩やかな階を進むと、山門の前に鎮座するしなやかなお姿の観音菩薩と少し笑みを浮かべた地蔵菩薩が迎えてくれる。
薬医門の山門をくぐると、すぐ目の前に民家風の本堂が建ち、左手の基壇上に国東塔や無縫塔などの石塔が並んで佇んでいる。 案内板では、国東塔は「西光寺石造宝塔」と呼ぶようで、塔身の四方に地蔵尊像が半肉彫りされ、格狭間が彫られた基礎に造立目的の銘文が刻まれていて珍しい。
境内を囲む白壁の築地塀の角隅に鐘楼があるが、説明が難しいほどに変わった建て方と構造なのに驚いた。 鐘楼の2辺が塀の一部になっていて、また、柱の間が花頭窓のようになるように羽目板が張られた造りで趣がある。
国東塔の後方の石段を上ると、小高い丘の上に「天満宮」の額が掛かるどっしりとした台輪鳥居が立ち、鳥居と拝殿を通して天満宮が見える。 天満宮は向拝柱が設けられた立派な石造りの祠で、木鼻や懸魚などの細部を施したその荘厳さに感心させられた。
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宗旨&宗派・山号・寺号が刻まれた門柱から眺めた境内
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芝生の参道が山門まで続く..境内は低い石垣上の白壁塀に囲まれている
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袖塀を設けた切妻造桟瓦葺の山門(薬医門)..袖塀前の両側に石仏が鎮座
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救苦観世音菩薩像..持物は左手に水瓶、右手に羂索か?/延命地蔵尊像..二重反花座に立ち、左手に宝珠を持つ、右手は欠落している?
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石積みの基壇上に建つ入母屋造本瓦葺の本堂
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周囲に切目縁を巡らし、向拝のない質素な構えの本堂正面に「蓮臺山」の扁額が掛かる
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本堂前左手に国東塔や無縫塔などが佇む、高台の上に天満宮の鳥居が見える
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西光寺石造宝塔(国東塔)..南北朝時代至徳四年(1387)の造立..現世安隠後生善所のために造立された
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国東塔は高さ3.21mで、基壇上に三重基礎を据え、最上重を二区分として輪郭を巻きその中に格狭間を刻、台座は蓮華座を欠き一重八弁の反花のみ/塔身四方に珍しい地蔵尊像が半肉彫りされ、格狭間に造立目的の銘文が刻
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趣がある造りの入母屋造桟瓦葺の鐘楼
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鐘楼門の1層部を取り払って基壇の上に置いたような姿だ!
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白壁塀から擬宝珠高欄がはみ出している
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露盤宝珠を乗せた宝形造桟瓦葺のこの御堂は?
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石の形から金精神か?/境内の片隅に佇む五輪塔と6基の無縫塔..一部に享保二年(1717)の元号
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境内高台に鎮座する天満宮への石段 石段下に置かれた手水鉢
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御神燈と刻まれた石燈籠と強固そうな石造り台輪鳥居
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入母屋造桟瓦葺の拝殿と石造りの本殿
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流造の天満宮本殿の石祠..妻に蕪懸魚
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高台に鎮座する石造物/稲荷大明神..神使の狐がおらず、らしからずの稲荷神社
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八満宮がある高台から眺めた鐘楼と山門
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