日曜の朝、目をまっ赤にして寝室から出てきた私を見て、
娘は、驚いて駆け寄ってきました。
「ど、ど、どうしたのよ~?」
娘の胸に顔をうずめ、再び、私は声を上げて泣きました。
「か、か、感動したぁ~!!」
「はあ~!?」
「今朝、ベッドの中で、あの本を一気に最後まで読んで・・・
くぁんどう!やられたぁ。」
あの本とは、 『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄作 新潮社)
素敵なタイトルに心ひかれて手に取り、すぐさま、購入を決めました。
人妻が、夫の出勤中に、高校生の男の子を家に招きいれ、
アニメのコスプレをさせ、セックスする・・・
きわめてエグイお話からスタート。
なんか不毛で・・・救いがなく・・・暗い・・・第一話「ミクマリ」
でも・・・
かすかに差し込む光を行間に感じながら、ページを繰り続ける・・・
第二話は、第一話の語り部斉藤くんから、彼にとんでもない頼みごとをする、ひんしゅくものの人妻にバトンタッチ。
第三話は、斉藤くんに恋してる同級生の七菜の目線で語られる。
ふがいない人たちのふがいない生きざま。
初めに感じた希望らしき光の筋が、次第に太さを増し、
最後の斉藤くんのお母さんが語る五話に当たる「花粉・受粉」では、
光の洪水となって私の心に降り注ぐ・・・
「性」から「生」へ・・・
命を得て生きていくことに対する圧倒的な肯定感!!
静かに伝えられるのに、なんという力強いメッセージ!!
みじめで悲しくてふがいない人・・・
それは、私かもしれない・・・
でも、そんな人生をやさしく抱きとめてくれる大いなる愛・・・
最後の数ページは、もう、あふれる涙を止めることができない。
もし、世界が絶望に満ちても、私は、躊躇なく生まれることを選ぶ!
そう思わってしまうほどの、幸福感に包まれました。
こういう至福の時間が体験できるだけでも、
生まれてきてよかったぁ!!!
このところ、忙しくてブログの更新ができませんでした。
一週間遅れですが、この感動をお伝えします。
あ~あ、今、これを書きながらも泣けてくるのだ
娘は、驚いて駆け寄ってきました。
「ど、ど、どうしたのよ~?」
娘の胸に顔をうずめ、再び、私は声を上げて泣きました。
「か、か、感動したぁ~!!」
「はあ~!?」
「今朝、ベッドの中で、あの本を一気に最後まで読んで・・・
くぁんどう!やられたぁ。」
あの本とは、 『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄作 新潮社)
素敵なタイトルに心ひかれて手に取り、すぐさま、購入を決めました。
人妻が、夫の出勤中に、高校生の男の子を家に招きいれ、
アニメのコスプレをさせ、セックスする・・・
きわめてエグイお話からスタート。
なんか不毛で・・・救いがなく・・・暗い・・・第一話「ミクマリ」
でも・・・
かすかに差し込む光を行間に感じながら、ページを繰り続ける・・・
第二話は、第一話の語り部斉藤くんから、彼にとんでもない頼みごとをする、ひんしゅくものの人妻にバトンタッチ。
第三話は、斉藤くんに恋してる同級生の七菜の目線で語られる。
ふがいない人たちのふがいない生きざま。
初めに感じた希望らしき光の筋が、次第に太さを増し、
最後の斉藤くんのお母さんが語る五話に当たる「花粉・受粉」では、
光の洪水となって私の心に降り注ぐ・・・
「性」から「生」へ・・・
命を得て生きていくことに対する圧倒的な肯定感!!
静かに伝えられるのに、なんという力強いメッセージ!!
みじめで悲しくてふがいない人・・・
それは、私かもしれない・・・
でも、そんな人生をやさしく抱きとめてくれる大いなる愛・・・
最後の数ページは、もう、あふれる涙を止めることができない。
もし、世界が絶望に満ちても、私は、躊躇なく生まれることを選ぶ!
そう思わってしまうほどの、幸福感に包まれました。
こういう至福の時間が体験できるだけでも、
生まれてきてよかったぁ!!!
このところ、忙しくてブログの更新ができませんでした。
一週間遅れですが、この感動をお伝えします。
あ~あ、今、これを書きながらも泣けてくるのだ