寄り添う

被災地の人々への芸能人の励ましのメッセージが
テレビで流されていました。

「希望を捨てないで！」
「神戸の人たちも立ち直れたのだから大丈夫！」
「夢を持ってがんばろう！」・・・

鼓舞する言葉の中で

ふと、私の心に留まったメッセージがありました。

それは、「ニュース」の山下君たちのメッセージ

つらいでしょうね・・・

と、まず、被災者の「今」に共感する言葉で始まっていたから～。


以前、いきなり末期癌を宣告された知人が、次のように言っていたのを思い出しました。

「みんな、自分を励まそうと思って、
元気が出るような本をいろいろくれるけど、
宣告されたばかりの頃は、
心が苦しくて苦しくて
そのような本を読む気にはなれない。
ただ、静かに気持ちに寄り添ってもらうだけでいい。」

一昨年肝癌で亡くなった義姉も、こんなことを言っていました。

「楽しいことをたくさん考えましょう、と言われるとよけいつらかった。」と・・。

自分と相手の心のあまりに大きな落差に悲しくなるのでしょうね。


だから、

まだ、自分に何が起こったのかも冷静に受け止められない
被災地の方々にとって

今　「夢を持とう！」と言われても・・・

あの地獄のような状況下で、どんな夢が持てる？

今は、ただ、「つらいだろうね」とあの人たちの気持ちを想像すること

そして、あの人たちのために何ができるだろう？と考えて

自分にできる、しかも、本当に役に立つことをやってみることが大切なのかもしれない。

私も、行動しよう！