対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

セーフモード

2017-04-14 | ノート
異常に気づいたのは3月31日の夜。いつまでたってもシャットダウンしない。タスクマネージャーも機能しない。仕方なく電源スイッチを長押しして強制終了した。これは何度も経験がある。電源を入れて黒い画面の「windowsを通常起動する」選択すると、これまでは正常に起動した。しかし、今回は違った。デスクトップは表示され、タスクバーボタンも表示されるが、アプリは全く機能しない。起動が途中で止まってしまうのである。「強制終了」と「通常起動」を何度か繰り返したが、同じ結果だった。このままではCPは使えない。熱の影響があるかもしれない。翌日、試みたが、結果は同じだった。(ふだんと違うことといえば、USBを使って「一太郎」のファイルを「WORD」で読み込んで保存したことだが、これが原因だったかはわからない。)
セーフモードを使わざるをえなくなった。『Windows7マスターバイブル』(2009年)を参考にして「システムの復元」を試みた。システムの復元はデータには影響がない。
電源、F8、セーフモード選択。解像度の悪い画面で、「すべてのプログラム」、「システムツール」、「システムの復元」をたどる。復元ポイントは、数日前にwindowsのupdateのとき自動的に作成されていたものだった。「完了」をクリックすると、警告が出た。「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」悩ましいが続けざるをえない。「はい」をクリックすると、復元が始まった。ハラハラドキドキ。しばらくして復元が完了した。正常に戻った。
ところが今週、4月12日(水)の夜、同じ現象が再び起きた。(SDカードを入れたときの表示がいつもと違っていた。)翌日の朝、再びセーフモードで起動して、システムの復元を行った。2度目は慣れていて、落ち着いて対処できた。
半月に2度、セーフモードを使ってシステムの復元をしたことになる。7年使っているコンピュータである。

アオキの雌花

2017-04-13 | 日記
これまでアオキの花として知っていたのは雄花だった。雌雄の区別があるとは。昨日検索していてはじめて知ったのである。赤い実をつける株の花をみると、たしかに違った。中央に雌蕊(めしべ)、4枚の花弁。黄色の4点がない。雌株だけに赤い実がなるのである。花のつき方も数も、雄花と雌花では違っているのに、これまでまったく気がつかなかった。


アオキの雄花

2017-04-12 | 日記
アオキは雌雄異株である。写真は雄株の雄花である。えんじ色の小さな花。雄花には黄色のヤク(葯)をもつ4本の雄しべ(蕊)がある。花弁は4枚。いま花盛りである。雌花とくらべると数が多い。

セグロセキレイ

2017-04-11 | 庭に来る鳥
2階の部屋のカーテンを開けたら白と黒ツートンカラーの鳥が驚いて飛び立っていった。それまで窓の外にいたものと思える。軒下の雨のあたらない瓦の上にいた。白と黒がはっきりしていた。これまで庭で見たことがない鳥だった。飛ぶ姿はヒヨドリと同じような上下の波型を描いていった。調べてみるとセグロセキレイのように思える。道路で見かけるセキレイより大きい。雨のなか、白と黒があざやかだった。

日食と月食の幾何学

2017-04-07 | ノート
月食を利用して太陽までの距離を求める方法を考えついたのはヒッパルコス(BC2世紀)で、プトレマイオス(2世紀)の『アルマゲスト』に取り入れられている。『測り方の科学史Ⅰ地球から宇宙へ』(西條敏美著、恒星社厚生閣)に「月食を利用した太陽までの距離を測る原理」として次の図が提示してある。

ここで、D,T,Nはそれぞれ太陽、月、地球の中心である。左側は皆既日食の図である。ORは月食のときの地球の影である(NT=NP)。プトレマイオスは、太陽までの距離NDが地球の半径NMの何倍にあたるかを、観測値と幾何を使って求めたのである。
必要な観測値は、3つである。
月までの距離NTが地球の半径の何倍か(a倍とおく)
月の視半径(∠TNH)は何度か(θとおく)
月食のときの地球の影の大きさPRは月の大きさTHの何倍か(b倍とする)。
幾何の方は、最終的には△NMG∽△HSGに着目するが、HSを求めるために台形PTSRに着目する。また、PR,THを求めるために、最初に△TNHに着目する。

地球の半径NMをReとする。
△TNHにおいて、NH=NT=aReである。月の半径THは
TH=aResinθ
また月食のときの地球の影の大きさPRは、
PR=bTH=abResinθとなる。
次に、台形PTSRの上底PRと下底TSに着目して
PR+TS=2NM
ここでTS=TH+HSだから、
PR+TH+HS=2NM
HS=2NM-PR-TH
=2Re-abResinθ-aResinθ
=2Re-aRe(b+1)sinθ
=Re{2-a(b+1)sinθ}

次に、△NMG∽△HSGと
NG=ND,HG=TD,TD=ND-NTに注意して、対応する辺の比をみる。
ND:TD=NM:HS
ここで、ND(太陽までの距離)をrsとすると、
rs: rs-aRe= Re: Re{2-a(b+1)sinθ}
=1:2-a(b+1)sinθ
rsについて解く。
rs-aRe=rs{2-a(b+1)sinθ}
rs{1-(2-a(b+1)sinθ)}=aRe
rs{a(b+1)sinθ)-1}=aRe
rs=a/{a(b+1)sinθ-1}・Re

プトレマイオスが依拠した観測値はa=64.17倍、b=2.6倍、2θ(視直径)=0°31′20"で、計算の結果は、太陽までの距離は地球の半径の1210倍を示した(現在は約23500倍である)。月食による推定は古代から中世にかけて行われた方法だという。
『測り方の科学史Ⅰ地球から宇宙へ』(西條敏美著、恒星社厚生閣、2011年)第3章太陽参照


ニュートンの地球展望

2017-04-06 | ノート
ニュートンは地球の平均密度(比重)を科学的に(万有引力の理論と流体中の物体の抵抗力の測定実験)、5~6g/cm3と推定している。これは現在の値(5.52g/cm3)と近い。
一方で、地球の年齢を神学的に(聖書年代記の研究など)、6030年と推定している。こちらは46億年とはかけ離れている。
ニュートンの推理には科学と神学が共存していた。(『測り方の科学史Ⅰ地球から宇宙へ』西條敏美著、恒星社厚生閣、2011参照)

桜の名札

2017-04-04 | ノート
I市内の五条川の両岸にはソメイヨシノの桜並木が続いている(「日本のさくら名所100選」に選ばれている)。1400本ほどあるという。この桜にはすべて名札がついている。名札はアルファベット2文字と数字で構成されている。例えば、上にR-J、その下に数字の5、R-J-5が逆三角形に並べられている。Rは右岸を示している。左岸ならLである。次のアルファベットは、橋と橋の間の区間を上流からA、B、C、D、…と区別しているものである。Jは10番目の区間を示している。次の数字はある橋の下流の最初の桜の木が1、次の桜の木が2、次が3というように、次の橋の手前まで並んでいる桜の木を示している。
S橋に近い4本の桜の木の名札は上流側にR-I-27,L-I-38、下流側にR-J-1,L-J-1である。

ツグミ2

2017-04-03 | 庭に来る鳥
3月の初めにツグミを見かけたが、そのときは双眼鏡で確認しただけだった。今日、再び、ツグミを見かけた。地面を啄んでいる。カメラを持って庭に出る。すると、気配を感じたのか、飛び立っていった。目で追っていくと、ナンキンハゼの枝に止まった。