対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

「交換子」という名前の由来

2024-10-09 | ガロア
群Gの元a、bが与えられたとき、可換が成り立つ条件は
   ab=ba
である。これは
   a-1b-1ab=e(Gの単位元)
と表わすことができる。この左辺を交換子と呼ぶ。交換子が単位元に等しいかどうかで可換(交換可能)かどうか判定できるので、交換子は可換性の「物差し」のようなものである。これが名前の由来のようだ。

「交換子」という名称は小林吹代や金重明の本で知ったが、名前にまったく想像力が働かなかった。今日、中島匠一の本でその名の由来を知った。

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