やっと、終わった。
ひらがなの表現を、
あれとこれと
ひらいて つないで
ふたつを ひとつに
むすぶわざ
から、
あれとこれと
むすんで
ひらいて
ふたつを
ひとつに
つなぐわざ
へ改めた。これは、最初の定式(ホームページの色紙)
あれとこれと、
ひらいて、むすんで、
ふたつを、ひとつに、
つなぐわざ。
とも違っている。最初の定式は、「むすぶ」に混成モメントの形成を対応させていた。2番目の定式は「つなぐ」と「むすぶ」を入れ替えたものである。「つなぐ」の結合の度合いが、「むすぶ」より小さいと思えて、「つなぐ」を混成モメントに対応させたのである。こんどの定式は、「むすぶ」を選択と対応させ、弁証法の始まりに置いた。「ひらく」が混成の過程に対応する。「つなぐ」が統一に対応する。原型にもどったことになる。
ひらがな弁証法は、弁証法から矛盾を取り除き、対話を取り入れている。ヘーゲルと対照すれば、矛盾と止揚ではなく、対話と止揚の弁証法である。
ひらがな弁証法2010
第4章 終局――ひらがな弁証法
5 ひらがな弁証法
あとがき
参考文献