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燃料電池車が普及するか?/どうなる日本経済(359)

2014-12-08 08:21:24 | どうなる日本経済

トヨタが燃料電池車を増産

国内2工場で生産能力を3倍に

トヨタ自動車が、『燃料電池車(FCV)「ミライ」』の年産能力を2015年末に現在の3倍に引き上げると報道された。

国内2工場に200億円程度投資するという。理由は、国内での引き合いや米国などへの輸出にあてるため、増産体制を早期に整えるという。

独フォルクスワーゲン(VW)も20年にも日米欧で投入する。世界2強の増産や参入でFCVの普及期が早まりそうだ。

現在のトヨタのFCVの年産能力は700台。ミライは国内では15年末までに400台の販売を計画。米国では17年末までに累計3千台以上、欧州では16年ごろに年50~100台の販売を見込んでいるという。米国を最大の市場と位置づけ、輸出台数も増やしていくねらいと思われる。まだまだ数は少ない。

トヨタに次ぐ世界2位のVWは20年にもFCVを日本を始め、世界で発売する計画。ホンダは5人乗りのセダンを15年度中に発売する計画であり、日産自動車も資本業務提携している独ダイムラーや、米フォード・モーターと17年にも市販する計画だそうだ。

今回のトヨタのFCV増産で、水素ステーションや燃料電池など国内関連メーカーの投資意欲が高まることが期待されており、FCV関連の国内での経済波及効果は30年には4兆4000億円に達すると予測されている。

水素ステーションが割高で、各種の規制も多いと言われるが、すでに多くの関連ベンチャーや中小企業が燃料電池車周辺の事業領域で活発に動いているようなので、今後の燃料電池車の動きが注目される。

                  

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