空洞化回避へ体質強化
「トヨタ・日産」の国内能力削減
表記のタイトルの記事が昨日の日経新聞に搭載されました。どうも気になる記事です。
トヨタと日産、日本を代表する自動車メーカーの国内生産の「国内能力の削減」。特に、トヨタの社長は、最近までは「国内生産は維持」するとの強い意志を表明していただけに、この記事は気になるところだ。
確かに、最近の円高復活、また、税金や労働規制など「六重苦」などの厳しい経営環境はよくわかる。要は、ぎりぎりのところまで体質強化に取り組まざるを得ない状況にあるというのが現実なのだろう。
トヨタ、日産、ホンダの12年3月の単独営業収益が合計で6344億円の赤字が示すように、円高のために、輸出採算の悪化が大きな要因であり、各社は海外で利益を稼いでいる中では、国内事業の再構築は避けて通れない課題だったものだ。
日本の工場は、世界の工場を支えるマザー工場として、新興国を中心に今後も堅調な成長を続く海外生産を各社とも毎年数十万台のペースで増やしていくという戦略のようだ。
それにしても、部品や素材を含む裾野の広い自動車産業の空洞化がこれ以上進まないよう国内生産体制をぜひ守りきって欲しい。これが、自動車産業に関わるものの強い希望ではないだろうか。
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