爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

父の実家

2023年02月20日 | 日記
汽車通学していた中学、高校生時代の冬季は汽車が雪で運休することがあり、父の実家に泊まっていた。叔父さん夫婦、お婆ちゃん,従兄、従姉の5人から大事にされながら、伸び伸びと過ごした。

爺より5歳年上で昭和3年生まれの税務署勤めだつた従兄の仁さん、映画に連れて行ってもらったり、表2階で一緒に寝起きしていた。身内で一番好きな人だったのに、68歳の若さで旅立った。

仁さんより2、3歳年上の従姉のトミさん、嫁入り前の家事に専念していた。トミさんから赤ん坊の頃の爺をおんぶしていたと聞かされていたが、母親並みの細かい面倒を見てくれた。

13歳でお嫁に来たというお婆ちゃんのキンさん、囲炉裏の前でキセルで煙草を吸いながら座っていた姿が印象深い。何時も爺の濡れた靴下を囲炉裏で乾かしてくれた優しいお婆ちゃんだった。

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