- 日ノ池 -
年をとれば、自然と体力が落ちてきます。それに逆らうというわけではありませんが、なるべくその落ち込みを少なくしたいと思っています。
そこで、十年位前から冬場に関東の地の利(冬型の気圧配置では晴天)をいかして、手軽な里山になるべく回数多く出かけるようにしています。
しかしながら、何年か続けていると新たに出かける場所というのが次第になくなり、同じ場所に出かけるしかない状態になってしまいます。
この太田の金山(かなやま)も、そのようなわけで何度も出かけている山の一つとなっています。
かつては山城があり、それが一部発掘・復元されていて、金山というより金山城址といった方が適切かもしれません。
東武伊勢崎線の太田駅から歩き始めます。
家並みの間を抜け、親水公園から八王子山に向かいます。(同じ山でも、少しづつコースを変えるように努力しています)
中八王子山矢倉台跡 - 字の薄れた説明板があるだけです。
説明板の拡大 →
これ
この写真ではわかりにくいですが、周囲には空堀の跡が見られます。
中八王子山から、金山との間の鞍部にかかる橋で自動車道路を跨いで金山の頂を目指します。
こちらから登ると山頂部の付近に直接出ることになるのですが、いきなり城址の中心部からではなく、カラタチ沢から上がって来た場合の順に従って紹介します。この方が一般的なコースどりだと思いますし、普段私が歩くのもこの順のコースです。
西矢倉台西堀切 - 説明 →
これ
西矢倉台下堀切 - 説明 →
これ
さて、興味深い馬場下通路については、次の説明に写真を撮影した場所と方向を書き加えました。番号を照らし合わせて下さい。
説明 その1 →
これ
説明 その2 →
これ
馬場下通路 ①
馬場下通路 ②
馬場下通路から物見台 ③
物見台から馬場下通路 ④
馬場下通路 ⑤
馬場下通路から物見台に上がります。
物見台から赤城山
この日は薄っすらとではありましたが、浅間山・榛名山・赤城山や足尾・日光の山々が望めました。
月ノ池と大手虎口
大手虎口
大手虎口脇曲輪
日ノ池
御台所曲輪の大ケヤキ - 奥に見えるのは新田神社
現在、山頂部には、新田神社、御嶽神社、梅若稲荷神社が並んで鎮座しています。
これは梅若稲荷神社です。
山頂から三毳山方面の眺め - 空気が澄んでいれば筑波山も ・・・。
この日実際に歩いた順路とは異なりますが、以上が金山城址の様子です。
さて、帰りには大光院に寄りました。
正式には義重山大光院新田寺といいます。
徳川家康が先祖の新田義重を祀るために呑龍(どんりゅう)上人を招聘して創建したお寺です。地元では ”呑龍さま”と呼ばれています。
私は地元の人間ではありませんが、子供の頃一度訪れたことがあり、やはり”どんりゅうさま”と呼んでいました。大光院という名前を知ったのは金山を歩くようになった十年位前のことです。
呑龍上人墓所
手水鉢を支えているのは ・・・。