季節の風香

”春がくる” という記事を投稿したら、雪が降りました。

しかしながら、これもむしろ春が近づいた証といえなくもありません。

西高東低の冬型の気圧配置では、関東の平野部に雪が降ることはありません。北西の季節風が吹き、乾燥した晴天になるのが普通です。

関東の平野部に雪が降るのは、南岸を低気圧が通過し、かつ寒気が南下している場合です。このようなパターンになるのは、１２～１月より２～３月の方が多いです。

雪が降った後に秩父の里山に出かけると、気軽に雪山ハイキングが楽しめます。

晴れると思って出かけたのですが、天気に嫌われたようです。家を出る時は太陽が顔を出していたのですが、秩父には暑い雲が広がっていました。

写真はモノクロで撮影したわけではないのですが ・・・。

雪の重みで垂れ下がった枝に邪魔をされながら登っていきます。

そして、時々枝から落ちてくる雪の塊の直撃を受けます。



山頂付近には足跡のない雪の原が広がっていました。



この辺りの地形はよくわかっていますので、好きなように雪の中を歩いて行きます。

体が冷えないように少しだけ休んで、早々に下ることにします。



踏み跡のない山道に自分だけの足跡を残して下ります。

麓近くになると、枝に積もった雪が早くも溶け出し、雨のように落ちてきます。

結果としては、静かな雪の中を歩いただけになってしました。