しばらく山に行けない状態が続いていますが、今回は過去の山歩きの記事です。
1978年ですから、ちょうど30年前に歩いた巻機(まきはた)山です。
当時は新幹線などありませんでしたから、友人と共に上越線の鈍行で越後湯沢に向かいました。当時の越後湯沢の駅舎は今の駅とは比較にならないほど小さな木造の建物でした。その駅舎には、夜行列車で来て、何回か泊まった(床に寝た)ことがあります。
7/4 追記 --- 越後湯沢というのは私の記憶違いで、六日町だった可能性が高いです。帰りに友人がビールを飲みたいとうので、駅の近くの街角の食堂でビールを飲んだ記憶があるのですが、越後湯沢だと街の雰囲気が記憶と合致しません。地図で確認してみると、やはり六日町が正しいと思われます。詳細な記録は全く残していませんので、時々記憶違いがあるかもしれません。--- 7/4 追記
この時は山麓の清水に泊まるつもりで来ましたので、着いたのは午後も半ばでした。駅前からバスに乗って、清水に向かいました。(山間部の公共交通の便は昔の方が今より便利でした。)
当時の習慣として宿は予約していませんでした。集落を一回りして、ここでいいだろうという民宿にとび込みましたが、何の問題もなく気持ちよく泊まることができました。
気持ちよくといっても、それは設備のことではなく、もてなしの気持ちのことです。実際、民家の空いている一室に泊めてもらうという感じでした。
次の日、早朝に巻機山に向かいました。天気は快晴です。
桜坂から割引沢に下り、沢を辿っていきました。
友人が私を撮影したものですが、詳しい撮影場所はわかりません。
途中で割引沢からヌクビ沢に入りました。
スラブ状の布岩滝付近の登りは楽しかったです。
そして、途中からは雪渓歩きとなりました。
沢を抜け、稜線に出てからは気持ちのいい草原の中の道となりました。
友人が撮影したもので、写っているのは牛ケ岳に向かう私です。
牛ケ岳で休息中 - これも友人撮影です。
この時は土・日にかけて出かけたのですが、山の中で出会ったのは2パーティだけで、牛ケ岳の山頂は貸切り状態でした。
谷川連峰の眺め - 牛ケ岳の山頂からだと思います。(クリックで拡大)
下りは井戸尾根を辿りました。最初の内はよかったのですが、下るにつれて暑くなってくるのにはまいりました。ジリジリ照り付ける太陽の下、清水の集落に戻ってきました。
30年も前のことなので、私も若かったためでしょうか、巻き道があるのに強引に滝を直登したりもしました。一箇所「ヤバイ!」という状態に陥りましたが、ちょっとした岩の出っ張りを見つけて、なんとか難を逃れました。そんな決して自慢できない思い出もあります。
今は無理をするということもありませんが、それは慎重になったというより、年をとって臆病になったといった方がいいかもしれません。
それに、下りでの暑さも忘れられません。今と違って、水はあまり飲んではいけない、というのが当時の「常識」でしたので、それも影響していたかもしれません。
この巻機山のように、最初に歩いた時に充分な山歩きができて楽しい思い出が残っている山は、私の場合再び出かけるということはほとんどありません。もちろん、近場の山はこの限りではありませんし、例外も存在します。
再訪しても最初の時と同じような感動が得られるとは思いませんし、当時は静かだった山も今はそうではなくなっているという場合もあります。
1978年ですから、ちょうど30年前に歩いた巻機(まきはた)山です。
当時は新幹線などありませんでしたから、友人と共に上越線の鈍行で越後湯沢に向かいました。当時の越後湯沢の駅舎は今の駅とは比較にならないほど小さな木造の建物でした。その駅舎には、夜行列車で来て、何回か泊まった(床に寝た)ことがあります。
7/4 追記 --- 越後湯沢というのは私の記憶違いで、六日町だった可能性が高いです。帰りに友人がビールを飲みたいとうので、駅の近くの街角の食堂でビールを飲んだ記憶があるのですが、越後湯沢だと街の雰囲気が記憶と合致しません。地図で確認してみると、やはり六日町が正しいと思われます。詳細な記録は全く残していませんので、時々記憶違いがあるかもしれません。--- 7/4 追記
この時は山麓の清水に泊まるつもりで来ましたので、着いたのは午後も半ばでした。駅前からバスに乗って、清水に向かいました。(山間部の公共交通の便は昔の方が今より便利でした。)
当時の習慣として宿は予約していませんでした。集落を一回りして、ここでいいだろうという民宿にとび込みましたが、何の問題もなく気持ちよく泊まることができました。
気持ちよくといっても、それは設備のことではなく、もてなしの気持ちのことです。実際、民家の空いている一室に泊めてもらうという感じでした。
次の日、早朝に巻機山に向かいました。天気は快晴です。
桜坂から割引沢に下り、沢を辿っていきました。
友人が私を撮影したものですが、詳しい撮影場所はわかりません。
途中で割引沢からヌクビ沢に入りました。
スラブ状の布岩滝付近の登りは楽しかったです。
そして、途中からは雪渓歩きとなりました。
沢を抜け、稜線に出てからは気持ちのいい草原の中の道となりました。
友人が撮影したもので、写っているのは牛ケ岳に向かう私です。
牛ケ岳で休息中 - これも友人撮影です。
この時は土・日にかけて出かけたのですが、山の中で出会ったのは2パーティだけで、牛ケ岳の山頂は貸切り状態でした。
谷川連峰の眺め - 牛ケ岳の山頂からだと思います。(クリックで拡大)
下りは井戸尾根を辿りました。最初の内はよかったのですが、下るにつれて暑くなってくるのにはまいりました。ジリジリ照り付ける太陽の下、清水の集落に戻ってきました。
30年も前のことなので、私も若かったためでしょうか、巻き道があるのに強引に滝を直登したりもしました。一箇所「ヤバイ!」という状態に陥りましたが、ちょっとした岩の出っ張りを見つけて、なんとか難を逃れました。そんな決して自慢できない思い出もあります。
今は無理をするということもありませんが、それは慎重になったというより、年をとって臆病になったといった方がいいかもしれません。
それに、下りでの暑さも忘れられません。今と違って、水はあまり飲んではいけない、というのが当時の「常識」でしたので、それも影響していたかもしれません。
この巻機山のように、最初に歩いた時に充分な山歩きができて楽しい思い出が残っている山は、私の場合再び出かけるということはほとんどありません。もちろん、近場の山はこの限りではありませんし、例外も存在します。
再訪しても最初の時と同じような感動が得られるとは思いませんし、当時は静かだった山も今はそうではなくなっているという場合もあります。