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「神の足」 オバさんを蹴る

2006年12月09日 | 山歩 - 雑感
群馬県のとある山、ここは車でやってくると簡単に登れることから、中高年の登山者が多い所です。山頂は展望が素晴らしいですが、東西に細長く決して広い場所とはいえません。

その山頂に着いたと思った途端、私は行く手を阻まれました。なんと、登山道いっぱいにビニールシートを広げて3人のオバさんが食事をしているのです。あまりのことに言葉を失っていると、「ここを通ってください」と、シートの端を20センチほどあげたのです。仕方ないのでそこを通ろうとした時、私は間違って端を持ち上げたオバさんを蹴ってしまいました。正直にいいますが、本当に間違ってであって、ワザとでは決してありません。それだけ通れる場所が狭かったということです。あるいは、神様が罰を与えるべく、「神の足」として私の足を操作したのかもしれません。

「ここは登山道ですよ」と言っても、「他に場所がないから」と片付ける気配が全くありません。その時の山頂は空いていて、三人が食事する位の場所は確保できる状態でした。しかし、三人にとって食事をする場所とは、三人が靴を脱いでシートに上がりこみ、持ってきた食料を真ん中に並べて、お喋りをできる場所でないといけないようなのです。それなら、他の広い場所でやれといいたい。おしゃべりと食べることに夢中で、周りの景色は関係ないみたいですから・・・。

山での楽しみ方は人それぞれで、その人なりのやり方で楽しめばいいと思います。しかし、他の人に、それは登山者だけでなく地元の人にも、迷惑をかけるようなことは許されません。

最近は「山を楽しむ」というより「山で楽しむ」という人が多く見られます。このような人たちは自分達が楽しむことに夢中になり、しばしば他人への迷惑に気が付いていない場合が多いです。山においても、社会的なルールというものは守らねばならないと思います。

山を歩くあなたは、自分の楽しみと他人へ迷惑をかけないことのどちらを優先していますか。
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