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烏帽子岳~湯ノ丸山 (二)

2016年06月16日 | 山歩 - 甲信越




- レンゲツツジ・ズミと篭ノ塔山 -


「烏帽子岳~湯ノ丸山 (一)」 の続きです。

湯ノ丸山ではたくさんのイワカガミが見られました。



烏帽子岳から湯ノ丸山との鞍部まで戻ってきました。



ズミの咲く鞍部から烏帽子岳を背にして湯ノ丸山への登りになります。



シロバナヘビイチゴ



ツマトリソウ

樹林の中の登りなので、足下の花と ・・・



木々の切れ目から背後に見える烏帽子岳の眺めが慰めです。



イワカガミ と ミツバオウレン



イワカガミ




登り切った場所は湯ノ丸山の南峰です。

ここも展望は申し分ありませんが、だいぶ雲が広がってしまいました。



南峰から烏帽子岳



休まず北峰に向かいます。

大きな岩が積み重なっている北峰も展望がいいです。

雲が広がっているのは仕方ありませんが ・・・。



北峰から烏帽子岳



北峰から南峰

南峰よりは落ち着ける北峰で少々休息です。

さて、南峰に再び戻りますが、この山頂一帯ではイワカガミがたくさん見られました。





















烏帽子岳を背景に






ツガザクラ




南峰からはつつじ平に向かいます。



ミツバオウレン



ゴゼンタチバナ



途中での眺め - 桟敷山・小桟敷山・篭ノ塔山など(クリックで拡大)

つつじ平まで下りて来ましたが ・・・



レンゲツツジはまだ咲きだしたばかりです。



一方、ズミは満開です。

レンゲツツジがちらほら見られる一帯を少し散策します。










のびやかな姿の湯ノ丸山



ウマノアシガタ



シロスミレ




つつじ平からは真直ぐに地蔵峠に下らず、臼窪湿原に寄り道です。



臼窪湿原と湯ノ丸山



臼窪湿原ではズミが満開でした。

地蔵峠まで戻って歩き終わりです。




【 地蔵峠 】

かつては東御市祢津の新張から地蔵峠を越えて、旧鹿沢温泉に行く山道がありました。多くの人が湯治の為に行き交い、「湯道」と呼ばれていました。その道すがら、一町ごとに観音さまを祀り、道中の安全を願うと共に道標しました。結果、約12kmの道のりに百体の観音さまが祀られたのでした。これらは現在「百体観音石造町石」と呼ばれています。旧鹿沢温泉が百番で、ここ地蔵峠は八十番です。



地蔵峠 八十番 観音さま

とするならば、ここは「観音峠」と呼ばれるべきだと思いますが、そうではなく「地蔵峠」です。峠道と観音さまを比較すれば、当然峠道の方が古いはずです。観音さまが祀られる前に、既にこの峠には安全を祈願してお地蔵さまが祀られていて、そこから「地蔵峠」と呼ばれていたのだろうと推測されます。



地蔵峠のお地蔵さま - このお地蔵さまの右側に観音様がいます。


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