- 官ノ倉山から堂平山・笠山 -
気軽にのんびりと歩けるコースです。
後半は山歩きとはいえず、まさに里歩きでした。
ちょっと驚きだったのは、官ノ倉山頂からの展望が予想以上に良かったことです。
東武東上線の東武竹沢駅から歩き始めます。
しばらくは里歩きです。
三光社の前を通り過ぎ、さらに里道は続きます。
やがて、左手に天王池が現れます。
天王池の脇からようやく山道となります。
薄暗い杉の植林の中を登って行きます。
しかし、あっけなく尾根の上の四辻にでます。
右の道は臼入山方面、直進すれば安戸への下り、そして、残りの左への道が官ノ倉山です。
岩の露出した道を登れば、そこはもう官ノ倉山の山頂です。
意外にも山頂には誰もいませんでした。
そして、その展望にはちょっと驚きました。
ここは初めてではないのですが、これほど展望が良かったという記憶がありません。
山頂からの展望 - 榛名山・赤城山・足尾の山々・日光の山々 (クリックで拡大)
これら遠くの山々は冬以外ではなかなか見られないと思います。
堂平山・笠山
大霧山
大霧山の尾根の上に遠く見えていた芋ノ木ドッケ・白岩山/熊倉山
冷たい風を避けられる場所で、独りのんびりと休息です。
あまり期待しないで来ただけに、この状況にちょっぴり満足でした。
さて、直ぐ隣の石尊山に移動します。
その名前が示すように、石尊山の山頂には石尊権現が祀られています。
大山阿夫利神社から勧請された事を示すように、阿夫利神社のお札が納められていました。
こちらも展望がいいです。
眺めとしては官ノ倉山とあまり変わりませんが ・・・。
山頂から急な道を少し下ると、右手の小高い場所に不動明王が祀られています。
北向不動と呼ばれています。
周辺には石碑と不動明王像が幾つか見られます。
北向不動から少し進むと、人家が現れ、そこからは明るい里道となります。
この日持参した地図は二十数年前発行の五万図ですから、細かい里道を適切に判断する事はできません。
それでも、進むべき方角はおおよそ分かりますから、仮に遠回りをしても、駅に辿り着くことは可能です。
しかし、実際には各ポイントに必ず道標があって、迷う事無く小川町の駅に辿り着くことができます。
途中、道標に従って穴八幡古墳に寄り道しました。