- 破風山頂から蓑山方面の眺め -
秩父の破風(はっぷ)山です。
小さな里山ですが、それよりさらに小さな前原山を経由して、皆野駅まで歩きました。
山頂からは南側に展望が開けます。
のんびりできると思っていたのですが、予想以上の人に少し驚きました。
破風山も人気の山になりつつあるのでしょうか。
歩程 【 水潜寺~札立峠~破風山~風戸分岐~前原山~大渕~皆野駅 】
秩父鉄道の皆野駅から少し離れた所にあるバス乗り場で町営の日野沢線のバスに乗車し、それを「札所前」で降ります。
そこは秩父観音霊場の第三十四番札所の水潜寺です。
水潜寺の前を通り、札立峠に向かいます。
峠の南の頼母沢から水潜寺への巡礼道を峠まで逆に辿ることになります。
寒く薄暗い北側の植林の中を登って行きます。
登るにつれて体も暖かくなりますが、汗をかくこともなく札立峠に到着です。
古い石の道標と・・・
比較的新しい観音さまの石像があります。
峠は四辻ですが、左、すなわち東に道をとります。
落ち葉の時期は右手が明るく開けた尾根道となります。
振り返って見た両神山
寒く薄暗い道を登ってきただけに、陽射しのある尾根道は気持ちがいいです。
野巻からの道を合わせると山頂は直ぐです。
山頂から南側の眺め - 秩父盆地周辺の山々や奥秩父の山々が望めます。 (クリックで拡大)
あまり広くない山頂に十人程の人がいてのんびり休むことができませんので先に進みます。
しばらく行くと今度は大人数のグループと出会いました。
破風山もこれだけの人が訪れるようになっていることに少し驚きました。
やがて左手に猿岩が現れます。
何処が猿? という印象ですが ・・・ あくまで個人的感想ですが、思い切り想像すると岩の形が猿の横顔に見えるのでは ・・・。
途中の木々の間から大霧山が望める静かな場所で休憩です。
頭の上では小鳥たちが囀っています。
そこからさらに少し進んだ木々の間から ・・・
武甲山
そして、大霧山方面の眺め
やがて風戸への分岐が現れます。
左(北)に下れば風戸ですが、真っ直ぐに進みます。
このコースはその名前の由来は知りませんが「山靴の道」と案内板にあります。
小さな登り下りを何回となく繰り返して行きます。
岩の露出している箇所もありますし、短いですが急な坂も結構あります。
また、道も破風山周辺のようにきちんと整備されているわけではありません。
急ぐわけでもなく、かといってのんびりというわけでもなく、木々の間からの眺めや青い空を楽しみながら歩いて行きます。
宝登山の眺め
振り返って見た破風山
三角点のある前原山を過ぎ、滑り易い急な落葉の道を下りきると大渕地区前原です。
下り立った所から武甲山
同じ場所から蓑山
家並みの間から広い自動車道路に出て、皆野駅に向かいます。
まず、郷平橋で赤平川を渡ります。
郷平橋から宝登山 - 右手前からの流れが赤平川で、すぐ先で荒川に合流します。
郷平橋に続いて、皆野橋で荒川を渡ります。
そして、そのまま道なりに進めば皆野駅です。
皆野からは秩父に移動し、ちょっとした用事を済ませてから帰宅しました。