- 根古谷付近から武甲山 -
山とは全く関係のない用事があって秩父で出かけたのですが、ついでに武甲山を歩いてきました。
山歩きに関していえば、ヤマツツジの咲く5月初旬を最後に、秩父へは秋まで出かけることはありません。
理由は単純で、秩父の里山は標高が低く、暑くて藪が煩いからです。
標高1300m程の武甲山でも、まだ歩くのに適しているとはいえませんが・・・。
少しでも暑くない方がいいと、ずっと杉林の中を歩く表参道の往復です。
この日は時折風が吹きぬけ、意外と涼しく、結構快適に歩けました。
.
不動滝は、かなり水量が少なめです。
.
御岳神社
ここの御岳神社は「みたけ」と読みます。
他の地域にも「御岳神社」あるいは「御岳山」がありますが、「みたけ」と読む場合と「おんたけ」と読む場合があります。
この読みの違いは何なのか?
気になって、ある時調べたことがあります。
細かい事を抜きにして単純にいえば、吉野の金峰山寺の系統の場合「みたけ」と読み、木曽の御岳山の山岳宗教の系統の場合「おんたけ」と読むようです。
金峰山寺の本尊は「蔵王権現」で、それに因んだ「蔵王山」や「金峰山」も「御岳(みたけ)山」と同じ系統の名前です。
かつて武甲山頂には、蔵王権現社、熊野権現社などがありましたが、蔵王権現社が本社とされていました。