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高山~戦場ヶ原

2011年06月07日 | 山歩 - 北関東



- アズマシャクナゲ 湯川沿いにて -

湯ノ湖周辺で例年になくシャクナゲが綺麗だということで、再び日光に出かけました。

東武鉄道のフリーパスを使うと費用がかなり割安になります。

今回は最奥の湯元まで行きましたので結果として約20%オフになりました。これも再び出かけた理由の一つです。

日帰りですので高い山には登れませんが、新緑とツツジ・シャクナゲを楽しむことができました。

先に紹介した竜頭ノ滝と湯滝も今回のコースの途中に立ち寄ったものです。

歩程 【 竜頭ノ滝~高山~中禅寺湖~竜頭ノ滝~戦場ヶ原~湯滝~湯元 】

出発は竜頭ノ滝からです。(この日、再び戻ってくるのですが ・・・)



滝上の橋の西のたもとが高山への登山口です。

名前は高山ですが、この辺りでは決して「高い」とはいえません。

なにしろ、登山口から一時間足らずで山頂に着いてしまいましたので ・・・。



でも、その道は新緑が綺麗で ・・・



アズマシャクナゲ、そして、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオ、ムシカリの花が目を楽しませてくれます。

しかし、展望は望めません。

そして、山頂も雰囲気はいいのですが、同じく展望はありません。



これは、木の間からアップでなんとか撮った白根山です。

山頂から西の鞍部を目がけて下って行きます。



新緑の中にトウゴクミツバツツジとシロヤシオが咲く楽しい道でした。



シロヤシオ



トウゴクミツバツツジ

ただ、今回は少し時期が早かったようで、特にシロヤシオは咲きかけのものが目につきました。

鞍部で道は南北に分かれます。

今回は南の道を採って、中禅寺湖に向かいます。



次第に色が濃くなる新緑の中を下って行くと ・・・



中禅寺湖の畔に出ます。



ここで涼しい風に吹かれながら、少し休憩です。

少しのんびりした後、中禅寺湖の北岸の道を菖蒲ケ浜に向かいます。



途中、所々に大きなシロヤシオの木が何本もありました。

どれもちょうど今が盛りと満開で、実に見事でした。



トウゴクミツバツツジもありましたが、中には花の萎みかけた木もありました。



岬の部分を越える時に若干の登り下りがありますが、概ね平らな道です。

菖蒲ケ浜に着きました。



ここで再び竜頭ノ滝に寄ります。

そして、今度は滝上の橋の東のたもとから湯元温泉に向かう道に入ります。



竜頭ノ滝の上流においても幾つか小さな滝が見られました。



名前が付いているのかどうかはわかりません。



しかし、湯川の流れは ・・・



次第に穏やかなものになってきます。

戦場ヶ原の中ほどで、視界が開ける場所があります。

そこからは懐かしい山々が望めます。



戦場ヶ原から - 山王帽子山・太郎山・小真名子山・大真名子山・男体山 (クリックで拡大)

これらの山々を歩いたのは三十数年前のことです。

若かったその頃のことを思い出し、思えば ・・・ と、少し感傷的な気分になってしまいました。

それでも、足は前に ・・・。



やがて、泉門池が右手に現れます。



小さな池ですが、奥の正面に男体山が望めます。

光徳牧場からの道を合わせ、再び湯川に沿う道となります。

その湯川の対岸にアレッと見つけたのが ・・・



一匹のサルです。

他にサルの姿はありません。ヒトリザルのようです。

彼(ニホンザルの場合メスは群を離れませんので、ヒトリザルはオス)も私に気が付いていますが、悠然としています。

しばらく様子を伺っていると、嫌がって(写真の左側の)木の影に隠れてしまいました。場所を少し移動して覗いてみると、背をこちらに向けてうずくまっています。少し嫌われたようです。



こちらは湯川で釣りをするサル、ではなくヒトです。



そして、綺麗に咲くアズマシャクナゲが姿を現し始めました。



湯滝に到着です。

左岸の遊歩道を上がって、湯ノ湖に向かいます。



湯ノ湖

湯ノ湖の湖岸につけられた道を時計回りに進みます。



直ぐに石の祠と石仏が現れました。

祀られているのは石仏の姿から不動明王だとわかります。

不動明王と滝を結びつけているのは一体何なのか以前から不思議に思っているのですが、まだ明確な答えを得ていません。

そして、そこからシャクナゲの咲く道となりました。




.
















一部やや元気のなくなった花もあり、最盛期を少し過ぎた状態でした。

途中でシャクナゲの姿はなくなりますが、湯ノ湖を半周して湯元の一角にやってきました。



湯ノ湖の奥に男体山が望めます。

ここ湯元も懐かしい場所です。

白根山(今は群馬県側から登られることが多いようですが、かつては栃木県側、すなわち湯元から登るのが普通でした)に登るために何回かやってきたことがありますし、何よりも中学生の時の林間学校がここ湯元だったのです。

林間学校での私の記憶と今の湯元で一致する部分は湯ノ湖の姿だけと言っていいかもしれません。

当時はまだ湯元への道路は舗装されていませんでした。そんな時代でした。

ちなみに、中学の林間学校で歩いたコースは、

湯元~小峠~刈込湖・切込湖~山王峠~光徳牧場~逆川橋~湯滝~湯元

というものでした。最後の部分は今回のコースと重なっています。

でも、刈込湖・切込湖を含む前半の部分は林間学校以来訪れたことがありません。
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