季節の風香

季節の山歩・散歩・花・風景

稲包山 - 北関東

2007年05月18日 | 山歩 - 北関東
今回は過去の山歩きの紹介です。

稲包山を最初に歩いたのは21年前の1986年の5月でした。今はどうかわかりませんが、当時この山はかなりマイナーな山でしたので他の登山者に会うことはありませんでした。

何年か後の紅葉の季節に再訪しましたが、この時の写真はありません。最初の時の写真だけが残っていますので、それを紹介したいと思います。

行程 【 四万温泉~赤沢峠~稲包山~赤沢峠~赤沢スキー場 】

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今は完成した四万川ダムも最初の時はまだ工事が始まっていませんでした。ですから、四万温泉から四万川沿いの林道を登山口まで辿りました。現在も使用している五万図の「四万」は古いもので、四万川ダムは記載されておらず、最初に歩いた時のコースが朱線で記されています。(二度目の時はダムの工事中で、工事現場の中を登山口に向かいましたが、登山口の位置は最初の時と同じだったような気がします。)

このコースは季節にはヒルが出るということでしたが、我々(最初の時は友人と一緒でした)は被害に遭う事はありませんでした。

赤沢峠で峠道と別れて稲包山に向かいます。



途中、稲包山が綺麗な三角形の姿を見せてくれました。

新緑が綺麗だったはずですが、当時はそれに感激した憶えはありません。今だったら、感激し、新緑の写真をたくさん撮っていたと思います。

山との係わり方、興味の対象というものが、やはり年とともに変わってきていると思います。



稲包山頂。

もちろん、山頂は貸切状態です。なかなかの展望です。

山頂で素晴らしい展望に出会うと爽快な気分になるのは昔も今も変わりません。



稲包山頂からの展望。白砂山・上ノ間山~上ノ倉山~大黒山方面。(クリックで拡大します)



稲包山頂からの展望。中央左が平標山から仙ノ倉山。その右に谷川岳への稜線が続きます。(クリックで拡大します)

最初の時の下りは赤沢峠まで戻って、峠道を反対の赤沢スキー場に下りました。(二度目の時は、送電線の巡視路を辿ってムタコ沢の林道に下りました。結局、これも赤沢スキー場まで行くことになります。)



赤沢峠へ戻る道にて。これは友人が写したもので、歩いているのは私です。



途中からの三角形の稲包山は今でも印象に残っています。

最初の時は他の登山者に全く会わなかったので、二度目の時2組5人の登山者に会っただけですが登山者が「増えた」と感じました。特に途中ですれ違った3人のグループは静かな山にもかかわらず大声でお喋りしながら歩く中高年グループでしたので・・・。

この山は今でも静かなのでしょうか。それとも中高年のグループの嬌声が響く山になったのでしょうか。今の所、再び行ってみたいという気持ちはありませんが・・・。