日々雑感

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利休に尋ねよ

2013年12月27日 | Weblog

利休に尋ねよ

映画を見た。何よりも頭いっぱいになったのは、天下人秀吉の横暴である。理由がなんであれ、自分の命令に背くものは命を奪うという理不尽である。
気の毒にも映画の中では利休の娘も、利休本人も結果的には秀吉によって命を奪われたのである。それにつけても北朝鮮の処刑にも気が飛んだ。

時代の風景を読んでいないから、この理不尽に憤慨するわけだが、人類はどこの国でもこのような光景が見られたのだろう。それがその地域の時代性というものなんだろう

堺には利休にちなんだ茶室があるし、利休井戸の跡もある。自転車で走れるご近所さんだが、まだゆっくりと拝見したことがない。歴史的に価値があり全国から観光客が訪れるのだから地元人の一人として、利休くらいは観光案内できるように、知識や現場訪問をしておきたいものだ。

インターネットで調べてみると、
鎌倉時代に臨済宗の栄西が中国より喫茶の風を伝えたとされているが、当時は薬用に用いたとある。戦国時代時代に盛んとなった茶の湯は村田珠光が4畳半の茶室を造り、侘茶の世界を仕上げ、彼の他界したあと、武野紹鴎 がわび茶を完成させることになった。利休はそれをさらに発展させ、禅の精神と相まって茶道は禅の精神に通じるものとしてもてはやされたようだ。
茶道についてこじつけを言えば、禅の精神は必要かもしれないが、僕のような庶民にはあまり関係ない。それにしても村田珠光のあとを武野紹鴎がその後を千利休がという歴史的な流れくらいは知識として持っておきたい。