日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

金融資本主義について 1

2013年12月13日 | Weblog

金融資本主義について 1

5回にわたり放送されたリーマンンショックに関する放送。私もみてました。資本主義経済の大前提はこの経済システムが人類全体の安寧を求めるところにあって、無制限なマネー資本主義でないということが再確認され実行されることが今後の問題でしょう。
それは公益資本主義といってもよいし、公共資本主義といって
もよい。古くは大河内教授が言われたように修正資本主義
福祉資本主義ということだと思います。
自由競争の大切さは理解できるが野放図な自由競争は社会を格差社会に分断し自由競争の敗者は生存さえ許されないという人類の危機を招きます。
そういう自由経済システムは人類の安寧な生存にとって害のあ
るシステムだから何らかの改変や修正や制限を加える必要があ
ります。宇沢教授が金融工学のでたらめさを明確に指摘しておられたのは実にその通りで感服しました。

優秀な人材がそろっているアメリカでどうしてこんなマネーゲ ームが起きるのか不思議です。グリンスパーン議長がどうしてこのマネーゲームを放置しておいたのか不思議です。

議会から非難されて間違いを認めたがそれは時すでに遅しです よね。それでもフアンドの代表者はまだ金を儲けることが至上 命題だと豪語していたが、彼はまっとうな世界観や価値観や哲学を持たない哀れな人間だと僕は 軽蔑しました。