日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

NHK紅白歌

2013年12月24日 | Weblog
NHK紅白歌

年末恒例のNHK紅白歌合戦。2004年に初めて40%(第2部)を下回って以降は、視聴率40%台をキープできるかが焦点となってきた。

昨年は42.5%を記録したが、今年はドラマ『半沢直樹』(TBS系)の42.2%を抑えて年間1位の視聴率をとれるかにも注目が集まっている
今年の紅白はE-girls、泉谷しげる、NMB48、サカナクション、Sexy Zone、クリス・ハートら9組が初出場。

『半沢直樹』を上回る視聴率をとれるかは微妙なところでしょう。
音楽番組とドラマの比較というのはおかしいが、視聴率競争においては半沢の方が上ではあるまいか。
出演者の顔ぶれを見ても、また曲を見てもどれ一つとして僕の興味を引く歌もない。
唯一の見どころは北島三郎の紅白引退ぐらいかな。
今回、NHKサイドとしても複数の大物アーティストにオファーをしたようだが、いい返事をもらえなかったという。
アーティスト側からすれば、落ち目の紅白に出るメリットは、はっきり言ってありませんから」というのは当たっている。
 ここ最近は、紅白でしか見られないような大物の出演はほとんどないと言っていい。それなら演出を工夫するしかないのだが、
「美輪明宏の出演など、音楽の演出の試行錯誤は随所に見られる」としながらも、こんな指摘をする。
視聴率アップを狙うなら、なりふり構わずそんな手も使うべきです」


この主張には反対だ。まるで麻薬を打つように出し物を考えているといつかは疲れ果ててネタ切れになる。紅白はその年にふさわしい名曲を出して勝負すべきで奇をてらうべきではい。


賞味期限の切れた紅白はとっくの昔に死んでいるということです」
という前にNHKは良い曲をじっくり育てるべきだ。
勝手に出てきた物をちゃっかり横取りして、それを並べて紅白だというのはおかしな話。

これまで幾度となく廃止論まで出てきた紅白だが、今後については、前出・富沢氏はこう厳しく指摘する。
その年を代表する歌手が出場し、その年の代表曲で1年の締めくくりとなってきました。だからそれだけ注目を集め、国民的番組といわれたわけです。今では、その年の代表曲がない歌手も出場し、過去のヒット曲を歌う歌手も珍しくなくなった。本来の紅白の主旨とは変わってきています。


歌謡界で今年は注目の的になるような唄が生まれたであろうか。これじゃ出し物がないのは当たり前。紅白をやる時間帯に半沢直樹をやったらきっと視聴率において紅白は負けるだろう。
高視聴率をとりたかったらもっと努力をしなくては駄目だ。
来年はこれらの曲を育て作りあげていく努力が不可欠だ。
僕はNHKの努力不足と音楽が分かる真のプロヂューサーを探し出そうとしない怠慢に、我慢がならない。