日々雑感

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死刑執行立ち会い

2010年07月28日 | Weblog
死刑執行立ち会い

落選した民間人法相が何を思ったのか、死刑執行にやっと踏み切った。
当たり前の話である。執行命令は法務大臣の職務だから 。
この度の執行には彼女自ら立ち会ったという。何の意味を求めて立ち会ったんだろう。全く意味が見いだせない。最大限譲ってパフオーマンスか。
見たくも聞きたくもないパフーマンスである。
立ち会ったのは初めてだと言うが、今後死刑反対議論を巻き起こすのに、資する為だとしたら、これも今後の自己主張に利用しようとしているのではないか。見苦しい振る舞いだ。

死刑は国民の85%以上の人が望み、人を殺したらどのような報いを受けるのか。
社会全体の人々が了解し、希望していることである。

考えて見るがよい。犯罪者が死刑になるまでにはどれほど多くの人が関わっているか。被害者の苦しみ。遺族の悲しみ。犯人逮捕に苦労する警察。長々と続く裁判、検察官や裁判官、刑務所職員。最近では裁判員。 どれほど多くの人々が関わって死刑が決定されるのか。それらは全て金銭に換算することが出来る。死刑判決が出るまでにかかる金額の負担は少なくはないはず。

それを無視するかのように、執行書にサインをしないで自己の主張を強引に通す。法務大臣になれば死刑執行書にサインするくらいのことは事前に分かっていた筈だ。それを承知で法務大臣の職を引き受けたのだから、職責を果たすのは当然の義務である。そこに恣意的な主張を挟む余地はないはず。法律に則って粛々とやれば良いだけだ。大臣が死刑に立ち会うなんて何の意味があるのか。訳の分からんことおびただしい。落選するのは当たり前だ。