日々雑感

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生死の瞬間は判らない

2010年07月16日 | Weblog
生死の瞬間は判らない

我々が自分が生きているという感覚を持つのは何時だろうか。同時に死んだという実感を認識できるのは何時だろうか。

出生は医師によって時間まで正確に記録されるが、主体としての自分はその自覚が出来ない。と同様に死の瞬間が自覚出来ない。何年何月何時何分何秒に生まれたと言える人はいない。と同様に死の時間を正確に言える人もいまい。医師という出生死亡の正確な記録者がいて、ほうそんなものかと判る仕組みになっている。

と言うことは正確に言えば、人間は生死の時間を正確に知ることなく生きていることになる。 出発点と執着時刻は判らないまま、つまり人生の入り口と出口は自覚出来ないまま、生きている事に成る。
そこで考える。

あんまり正確なことを追求したところで、始点終点が判らないわけだから意味のないことだ。
まあまあ命が自覚がある間にせいぜい命を愉しんでおくことだね。