日々雑感

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千葉法相、半年で執行ゼロ

2010年07月13日 | Weblog
「死刑廃止派」千葉法相、半年で執行ゼロ

読売新聞
 
鳩山内閣では、「死刑廃止を推進する議員連盟(廃止議連)」のメンバーだった千葉景子氏が法相に就任し、死刑制度に注目が集まったが、昨年9月の就任以来、執行は一度もない。と読売新聞は報じている。

1,そもそも現時点で考えれば、この法務大臣は死刑執行業務を完全にさぼっている。個人として死刑反対は自由であるが、執行権を国民から付託された者が自分の主義主張をとうして法律違反してよいものか。
己の主義主張のために執行書に署名しないのは、完全なる法律違反である。日本では法務大臣自ら与えられた職務を果たさないで、その席にいることが許されてよいものか。
国民感情としてはとうてい納得できない。
法で決められたことを執行しない法の最高責任者の存在を許すこの国の法律の執行とはいったい何なのか。

筋の通る答えは1つだ。
死刑反対ならば自己主張を通して法務大臣になることを拒否すればいい。
法務大臣の職責につけば自己主張が何であろうと、法律に忠実でなければならない。
なによりも自己主張を貫くというのであれば、即刻辞職すべきだ。こういう自明の理をわきまえない人物は不適格者として更迭すべきである。
またこういう人物を選任した鳩山首相にも責任がある。彼の口から明確な答えを聞きたい。


2,千葉法相は昨年9月16日の就任記者会見で、死刑執行について「法相という職責を踏まえながら慎重に考えていきたい」と発言。 について。

こういうのをまやかしというのだ。国民を欺いて自己主張を通すための方便の発言である

3,内閣府の世論調査で死刑容認派が過去最高の85・6%に上ったことに触れた今年2月9日の記者会見では、「非常に高い数字で重く受け止めたい」としながら、、、、

重く受け止めたいとか軽く受け止めたいという選択の自由があるのか。己の職務の1つではないか。このようにまやかしをいって国民を欺く。これが国民の期待に応える法相の姿か。口も方便というが、うわべだけでものをいって国民をだまそうとしても、そうはいかない。国民を馬鹿にするな。

「一つの世論調査だけですべての世論を表しているのかどうかは、もう少し慎重に考える必要もあろうかと思う」と述べた。
こいつは徹底的に頭の悪い人物だ。現在のようなすさんだ凶悪事件続発の世相をどのようにみてしているのか。1つの世論調査ではないだろう。何回やっても現状の凶悪事件多発続発を見る限り、死刑存続派は過半数を超えることは誰でも予想のつく話じゃないか。死刑反対論者が8割を超えるとでも思っているのか。何回調査しても現状を見る限り過半数%を超えることは確実に予想されることだ。

凶悪犯を社会正義の名において死刑を科するのにどこに無理があるのだろか。
国民感情のどこにむりがあるのだろうか。えん罪だとか、自分の宗教上の理由だとか、残酷刑だとか、国際的な流れだとかいろいろ理屈をつけて死刑反対を叫ぶが、罪なき被害者の人権について考えたことがあるのか。被害者の人権回復こそもっとも重視すべきであるのに、凶悪犯の死刑囚の人権がどうして尊重されなければならないのか。納得のいく説明を求めたい。

4,死刑制度の存続の是非について、千葉法相は「国民的な議論を起こしたい」と繰り返しているが、省内で研究会を発足させるなどの具体的な動きは何も起こしていない。

国民的議論は辞職後にでもやったらどうだ。いまは職務に忠実なることを国民が求めているのだ。彼女の発言を時系列化してみると、執行書にサインしたくないと言う意志がありありと透けて見えてくる。
法律に定められたことを守らない法律の最高責任者。法務大臣 。
馬鹿らしくてシャレにもならない。

そこで結論
執行命令が出せないなら即刻辞職すること。法務大臣の職に就いているならば職責を果たすことだ。



千葉法務大臣は今回の選挙で落選した。僕の立場からすると当然のことである。
大臣の職務より、自己の信念の方を優先させるなんて国民は許さない。たとへそれに反対の立場でも。法律で決まったことは万人が守るべきでそのトップにたつ法務大臣が職責を全うしないなんてなんてどうして許されるのか。それも個人の主義主張のために。
言葉を濁して実行しない。ずるい人間だ。

どうして法務大臣を引き受けたのか。自分は死刑反対論者で国民の大半が賛成する死刑存続には 反対だから大臣は辞退する。それが常識人のすることだ。法務大臣には法律よりも自己主張を優先する特権でもあるのか。
彼女の直接の反論を聞きたい。エゴで法律行政をねじ曲げるな。厳重に抗議しておく。