A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

小望月か、十六夜の月か

2011-07-14 21:13:41 | つれづれ
 明日に十五夜を控えた今日の月。
 満月になる前の月が良いか、満月を過ぎた月が良いか。多分意見は別れるのだろう。
 その答えは意外と年齢によって異なるような気がする。

「完全」に向かう途上に想いを馳せるのが若者。
 盛りを過ぎた月に「もののあわれ」を見いだすのが大人。
「まんまるがいい!」って言うのが子供。
 勝手ながら僕にはそう思える。

 仏教では、草木・山川・大地など心を持たないものを「非情」というらしい。
 人間の感情や想いの外にあるもの、それはみな非情なのだ。
 人間がどんな想いを寄せようと、「ただそこにあるだけ」の存在。月も桜もおんなじだ。

 だからこそ思う。人はみな色々な想いを持って月をみる。願わくばその想いが邪悪なものでないのなら、全て叶えてやって欲しいと。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。