A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

見舞いに行く

2011-05-04 07:35:44 | つれづれ
 5/2 7:56 東京駅発の新幹線に乗り、叔母の見舞いに出かける。用事のある娘は残し僕とカミさんの二人だけで。
 全線開通から4日後の新幹線は何の問題もなく、定時運行で僕とカミさんを盛岡に運ぶ。
 盛岡駅から岩手医大まではタクシー、ほんの15分程度の時間だ。
 迎えにでてくれた父親と病院の食堂で早めの昼食。ちょうど巡回診察の時間だったらしい。
 昼食後叔母の病室に行く。あれほど大変な手術の後にしては叔母は元気だった。もともと気丈な人ではあるが、手術で辛かった話や、点滴で入れている薬の強さは語るものの、自分がそれ以上に辛そうな様子はいっさい見せない。
 見舞いに行っている親父の方がよけいな見栄を張ったり、いかに自分が大変だったかを語ろうとして、余計に見苦しい。
(親父が大変なのは解るのだが、自分から殊更にそれをアピールする事さえしなければ、もっと親身に聞いてやれると思う。こんなことで親父に優しくできない僕もまだまだ思いやりが足りない)
 病室でほぼ一時間、身の回りのことを尋ね終わったら、後はさほどやることもなくなった一度、叔母のところを辞して、改めて見舞いの品を買って戻ろうと思う。
 手術の直後で何も食べられず、体力の回復が最優先の叔母には見舞いの品も買ってこなかったのだが、6人部屋の同室の方々に何か挨拶の品を持ってくるべきだった。
 このため一度盛岡の街にでて、見舞い品を買ってまた病院に戻ることにした。
 病院を出ると裁判所の庭に「石割桜」がある。大きな石の割れ目に芽吹いた桜が、その成長とともに石の亀裂を押し広げて行ったとされる盛岡の名物だ。
 桜がちょうど満開だったので写真を撮る人も多かった。勿論僕も1枚。ツイッターに写真をアップして先に歩いていたカミさんを追う。
 盛岡市の大通りをそぞろ歩いて丸藤へ。お菓子の詰め合わせにする。ここのリーフパイは子供の頃の憧れのお菓子だったなあ。
 医大まで戻ってお菓子を同室の方々に配ると叔母に挨拶をして退出。盛岡駅まで戻り新幹線の指定を1時間早い列車に変更して待合室へ。ここはwiーfiが使えるコーナーだ。アイスのカフェモカの飲みながら時間まで待つ。乗り込んだ新幹線はちょうどこまちの連結時間だったらしく、席に座るやいなやドンという音と振動を感じた。さすがに地震ではなかった。
 新幹線は定刻に発車。仙台、大宮と遅れることなく19:07に東京駅に到着した。
 高速で、あるいは長時間移動を続けると、体の中に加速感の残滓のような感覚が残る。目を瞑ると移動するアスファルトが見えるような感覚。今日は一滴も酒を飲まなかったことでもあるし、この感覚を味わったまま過ごそうと思う。

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