A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

2011GWの始まり。

2011-05-01 17:30:43 | つれづれ
 4/27夜。父親から電話があった、多少取り乱して。卵巣ガンになり投薬で抑えていたはずの叔母。実は肝臓、大腸、小腸にガンが転移していて、明日それを取り除く大手術を行うとのこと。何も知らなかった。勿論知っていたとしても何も為すすべはない。それを知って父もひた隠しにしていたのだろう。
 だが、もし大事になったら、知らされていたか、知らずにいたかの差は大きい。そう思って父も電話をしてきたのだと思う。
 でも、そんなこと手術の前の日に言われたところで僕らにもどうすることはできない。ただ手術が無事であることを祈るばかりだ。
 手術の翌日、父に電話した。9:00から始まった手術は20:30過ぎまでかかったとのこと、無事成功。父の言うには腹腔内から小振りの鶏一羽分、約1kg近くの肉と内臓を摘出したらしい。
 加えてこれも親戚の叔母から聞いたのだが、この摘出手術の成功率は5%だったとのこと。
 今更ながら驚くとともに、叔母自身の体力が保ってこの大手術が成功したことが奇跡のように思われてくる。
 失敗したら悲劇。うまく行ったからこそ笑い話になるのである。人生の分岐点は脆く危うい。

 こんな様子だったから、大学を卒業後半年に一度集まっている親友たちとの会合に発足後初めて欠席した。
 そもそも震災で被災後、自分だけ飲みに出かけることが躊躇われる雰囲気であったことに違いはない。
 それでも心の底では会合に参加したかったので、否応なく参加できないような理由が出現して、逆の意味でほっとしているというのも偽らざる心境であった。

 GWの前半はこうして過ぎた。実はこれから父に電話して、可能であれば明日の平日、日帰りで見舞いのため帰省しようかと考えている。(5/2は会社が休みの日なのだ)

 台風の目の中のような今年のGW。人生はまだまだ僕に「退屈」という感想を与えるようなことはしないつもりらしい。


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