路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

投げだした足裏の風新畳

2012年07月01日 | Weblog

 6月は近年では涼しく過ぎて7月へ。少々空梅雨気味だな。

 取った草と少しの廃材を燃やして盛んに煙を立てる。窓開けといたら家の中もケッコウ煙臭くなってしまった。
 
 あと二ヶ月以上暑いかと思うと、もはやゲンナリしてくる。

                           

 井上寿一『戦前昭和の国家思想』(2012 講談社選書メチエ)
 井上版昭和史三部作の三部作目も結局読んでしまった。読んでしまって面白かった。昭和史の参考書として最適な一冊だろう。
 戦前期日本の国家思想を、社会主義、議会主義、農本主義、国家社会主義、の四つに分類して論じる。まずはこのへんが参考書の編纂方針として慧眼、だと思った。個人的にはやはり農本主義。那須皓、橘孝三郎、山崎延吉、千石興太郎、このへんはよく調べる必要があるな。(ナンの為だ?)
 書架の見えるところに置いといて、時々開いてみるといいかもしれない。(これまたナンの為だろう。)

 というわけで7月は、さてどんな月に。
 いいことたくさんあればいい。