路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

東京の鉄路に沿うていつも紫陽花

2012年07月07日 | Weblog

 久しぶりに神保町に行ってきた。
 ほんとは主目的が一応あって、ついでに神保町だけど、気分的には古書店が主である。当然である。

 一応の主目的では、八割がた居眠りしながら偉い人の講演聞いてきた。
 ジャーナリストの、ことに大新聞やキ-局の報道のエライさんの話にはたいがい、政治家の誰それとは昔から友達で、みたいなハナシが付きまとって鼻白むのだけれど、今回のエライサンの話もマサニそればっかりで、もうウンザリなナニサマ講演であった。
 もう一人の、これまたエライお医者さんの話は、たしかに立派なオハナシなのだろうが、これまたドーダ俺様エライだろう的な匂いがたちこめて、ちょっと食傷。もっともコッチは、講演の声が穏やかというか聴診調というか、見事に誘眠効果抜群で、殆ど聞いちゃイネエ、のでありました。

 そういえば、スカイツリーも見てきたぞ。
 地下鉄の駅降りたら、どこだよスカイツリー、どこにもねえぞ、みたいになって、ふと気付くと、アレっ頭の上にあんじゃん、ということで、ちょっと近すぎて高さが実感できないのでありました。

                             

 というわけで、神保町ですが、滞在時間2時間くらいか。
 ずうっと曇りで、着く頃には雨降りだして、にもかかわらずやたら蒸し暑くて、やっぱりもう少し気候のいいときに行くべきである、ですなあ。
 カンペキ、汗噴き上げ怪人と化してヘロヘロ歩いておりましたが、東京の人はなんであんなにスマシテ歩いていられるんだろう。きれいなオネエサンが汗ひとつかかずにスッスと歩かれる横を、どっからどうみても田舎者オヤジが、汗みずくで川に落ちた野良犬のその後みたいに歩かせていただきました。

 なんか疲れたけれど、楽しかったゾ、ということであります。