路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

鎌倉や大路をよぎる赤とんぼ

2005年10月21日 | Weblog

 出張。快晴。

 朝七時前に家を出る。
 列車内では多く熟睡。ほぼ満席、ほぼネクタイのオジサンたち。
 新宿から横須賀線乗り入れの湘南ライナーというのが出ているのを始めて知る。

 鎌倉は駅前からセレブっぽいおばさまたちでいっぱい。桜並木の向こうに鶴岡八幡宮の大鳥居を横目に客先に向かう。
 歩いていると汗ばむ陽気。

 一件所要を済ませて、また横須賀線で逗子へ。
 この辺でほぼ昼。駅前でチーズバーガー一個食べてバスで葉山へ。
 得意先は葉山の御用邸のすぐ近く。葉山マリーナや日蔭茶屋の前を通って、明るい海を見ながら走る。
 それにしても葉山の御用邸ってのはさすがにデカイな。(塀しか見えないけど)所々におまわりさん立ってるし。

 帰りは今来た道をそのまま通って、また横須賀線で東京へ。
 途中鎌倉から乗ってきた男女の一団のなかに、異形の男。プロレスのマスクをかぶってスーツ姿。岩手県議のグレートサスケだな。
 近くにタスキを掛けたオネエサンが。現在神奈川で参議院の補選が行われていて、その民主党候補と運動員達と知れる。
 候補一人が座って、他は立って揺られている。皆様オツカレなのか周囲に愛想ふりまくでもなく、そのまま大船でぞろぞろ降りていった。
                           (続きは明日)


空見ても地を見ても憂し秋の暮

2005年10月19日 | Weblog

 何だかはっきりしない天気だなあ。

 会う人みな景気の悪い話ばかり。
 時計屋のNさんに会って、立ち話。全然景気が悪い。報道等で景気は回復基調というのは、ありゃどこの話だ、と言う話。
 そう話すNさんはコロコロと太ってまさに景気が良さそう。

 ツグミは風邪で鼻をグズグズいわせている。
 明日はマラソン大会だけれど大丈夫かなあ、心配である。
 ツバメは風呂から出て、ずっと裸でいるし、皆様ご自愛を。

 akitaさま、紅葉狩りいきたいね。どこがいいのかなあ。でもなかなか時間はとれそうにないけど。
 そのうちにふたりでシッポリ行くようになるかなあ。(だれも遊んでくれなくなって)

 景気ずけにこのブログにもう少し画像でもいれたいのだけれど、どうしたらいいのかヤッパリよくわからない。誰か教えておくれ。


寂しければ時雨を聞いているばかり

2005年10月18日 | Weblog

 久しぶりに朝草取りを始めたら、途端に雨が降ってくる。
 なんだか寒いなあ。

 本日はツグミも風邪の様子。みんな気をつけないと。
 小生は先日のコピー資料を机上に広げたまま愉しまず。
 ツバメは卓球。
 だんだん寒くなってきて、蒲団だけが懐かしい。
 今日はこれでオシマイ。


夕暮れに白菊眩し寂しいぞ

2005年10月17日 | Weblog

 雨は上がる。けれどもたいした晴れにはならない。

 子供達はそれぞれ出かけ、夫婦二人の日曜日。
 けれどもさしてやることもない。

 冬眠鼠さんはこのごろ毎日漢字のお勉強。
 小生は放送授業二つ。
 ツバメは夕方帰ってきて気持ちが悪いと蒲団に。心配である。

 この頃眠い。
 そのまま日曜日も終わる。


失くし物日本列島雨もよい

2005年10月16日 | Weblog

 雨の日。
 時に音立てて降る。
 このところ天気は全然よくないな。

 ツグミは学校。ツバメも遊びに。夜には冬眠鼠さんも会合へお出かけ。
 BS2で「男はつらいよ」を観る。初めて最初から終わりまで観る。
 昭和49年、小生の記憶も明瞭な時代。
 寅さんの楽しみは往時の日本の風景が見事に映されているからだけど、今回も刈田の傍らの用水路や、家を囲む剥げかけたトタン塀に涙が出そうになる。
 
 冒頭、工場で怪我をしたヒロシさんにタコ社長が疲れきった表情で深々と頭をさげる、このあたりでもう泣きそうになる。
 手の使えないヒロシさんが食事に難渋するのを見て、おばちゃんが、「ソップにでもしとけばよかったねえ」と言う。
 スープをソップと言うのは、戦前の小説あたりまではよくでてくるけれど、戦後30年近くたっても下町あたりでは生きていた言葉なのだろうか。

 久しぶりにツバメと将棋を指す。相変わらずいい勝負。
 わが子が皆優しいのは本当にありがたい。
 狭いながらも楽しい我が家の、安寧を心より祈って就寝。
 明日もいい日でありますように。


鰯雲流れ行く頃身を潜む

2005年10月15日 | Weblog

 晴れ。
 
 朝五時はまだ暗い。
 門を開けようとして闇の底に500円落ちているのを発見。拾おうとしても指先で土を掻くばかり。よくよく眼を凝らすと白っぽく丸い石らしい。(昼間確認したら間違いなく石だった)
 朝から縁起がいいと思ったのに、バカである。

 城跡神社に秋の例大祭の御寄進に行ったついでに、本殿にお参り。
 賽銭を50円奮発して家内安全を祈る。
 境内には観光客が何組か。
 秋の気持ちいい日。心よりの安寧を願う。

 下畑図書館に複写依頼していたコピーが届く。
 『金井正選集』の前半部。(後半は国会図書館に断られた)
 ありがたい。コピー代は790円+送料。
 とりあえずジックリ読み込んでいく予定。
 ザッと眼を通してみると閲覧すべき参考図書も新たに幾つか見つかってくる。

 10月も半ば。時間だけがどんどん過ぎていく。


跪き石際の菊残したり

2005年10月14日 | Weblog

 いい天気だなあ。

 知人の事務所へ行ったら、地震の話。
 ここ2、3日以内にこのあたりマグニチュード7から8の大地震に襲われる、らしい。
 その人の友人からFAXが送られてきて、どこそかの天文台だかが秘かに発表した話、とのこと。
 ふーん。そうなの。
 その事務所へよく来るひとの話では、最近東の山脈上に奇妙な雲がよくかかる、そうな。
 ふーん。そうなの。
 もちろん皆冗談としての会話なのだけれど、地震は嫌い。
 地震は嫌いだけれど、いざそうなっても逃げようもないし。
 一斉に御破算になる、というのも悪くはない気もするけれど、やっぱり何事も無くオネガイしたいものであります。

 TBSが楽天にいつのまにか株を買われたとかで、それはどうでもいいのだけれど、当事者のTBSがどう言うのか興味があって夜のニュース番組をいくつか。
 他の民放がトップニュースで仰々しく(鬼の首とったみたいに)報道するなかで、TBSは殆ど知らん顔。筑紫哲也も全然ヒトゴト。なんだかなあ。
 こういうときにスベッタ転んだあからさまにすれば視聴率もあがるだろうに。

 夜は眠い。あたりまえだけど。
 朝も眠い。イカンなあ。


落ち枝の思いもかけぬ鮮やかさ

2005年10月12日 | Weblog

 曇りだけれど雨にはならず。

 連休中剃らずにいた髭を剃り落とす。
 特に伸ばす気もなく、ただなんとなく剃らずにいただけだけれど、家族には不評。
 鏡で見れば、まだらに生えた黒地の中に白毛が混ざって、はなはなだ汚い。評判悪いのもむべなるかな、である。
 剃ったところで汚い顔であるのに変わりはないけれど。

 帰ってくると、猫の横ビタイで冬眠鼠さんとツバメが植木の剪定をしている。
 気になっていたけどホッタラかしだったから、だいぶ伸びている。で、さっそく(ちょっとだけ)参加。
 バサバサ伐るのは面白い。高いところは脚立がいるけど、タイシタ木じゃないからタイシタことなくヤッテしまう。
 冬眠鼠さんがだいぶ頑張って、だいぶきれいになりました。

 夜は家族中で一番早く寝てしまう。


草濡れて妻と二人の歩みなり

2005年10月11日 | Weblog

 体育の日は曇り。寒々とした日。時に雨。

 午後冬眠鼠さんと麓村のクラフト展へ。
 子供達は留守番。もはや親とは遊んでくれない。
 クラフト展閉幕間際。
 高原の広大な会場も、天気が悪いので気のせいか寂しげ。
 出展者は年々増えているらしき印象。いろいろなものがあるなあ。いろいろなひとがいるなあ。
 山も雲に隠れているし、道もぬかるんでいるし、やはり天気が悪いとダメだなあ。

 夜、TBS「太宰治物語」を観る。
 トヨエツの太宰。妻の視点から太宰を描く、というのも悪くはないけど、その意味ではもうちょっと突っ込んだ方が・・・なんてナマイキですか。
 マア無難にまとめた感じ。橋爪功の井伏鱒二はどうなんだ、という気がするけど。

 細かな雨。
 十月は意外に不順である。
 久しぶりに太宰でも読むか。ますます寂しくなるばかりだろうな。