路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

さしあたり何ほどもなき憂き日なり

2012年06月16日 | Weblog

 梅雨で雨降るといえばちゃんと降るな。とりたてて不思議なけれど。

 昨日のうちに雨降りそうだったから畑行っといて良かった。これで梅雨明ければまた草だらけだろうが。

                        

 鎌田慧『残夢 大逆事件を生き抜いた 坂本清馬の生涯』(2011 株式会社金曜日)
 金曜日の本を初めて読んだ。ちょっと前までこのへんの新刊本屋でも週刊金曜日見かけたけど、最近はぜんぜん見なくなったな。

                         

 坂本清馬なんて知らなかったな。坂本龍馬なら興味があるけど。(幕末の土佐人じゃなくて、同名異人の大正の相模人の方だよ、モチロン)
 でも、この坂本清馬も土佐人で、龍馬大好きだったらしい。みんな好きなんだね。ワシそんなに好きじゃないけど。
 で、この人は幸徳秋水と同郷。大逆事件のフレームにひっかかって獄中24年。昭和9年に出獄後、大本教だったり昭和神聖会だったりするあたりよくわからないけれど。
 戦後は町会議員なったりして大逆事件の再審請求をするけれど、結局却下されてしまう。
 まさに、大逆事件を生き抜いた、わけだが、このあたりムズカシイ。なにがムズカシイのかよくわからんが、ともかく、大逆事件てのは現在の歴史家にとっても相当の地雷原だな。

                         

 口絵に載ってる晩年の坂本清馬の写真をみて、思わず、いしいひさいち描くところのヒロオカ先生を想起してしまった。

 不謹慎の極みであります。



 

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