路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

炎天や立ち上がりたる陽の柱

2006年07月15日 | Weblog
 やっぱ暑いです。それも尋常ならざる暑さです。
 汗、いつものごとく尋常ならざるのでありまして、仕事の途中人と会うと止まらない汗が眼前まさしく滝のように流れ落ちる。怪人滝壺マン、とわけのわからんことになっておりますが、なんだコイツは、と皆さんお思いのことでありましょう。

 本日も終日の肉体労働ではありますが、腰がもうギシギシの悲鳴。なんか今にも折れそうである。折れると困るなあ。

 岩波書店のホームページ、編集部便りの岩波現代文庫の新刊、富岡多恵子『釈超空ノート』の紹介において、いきなり「のど赤き玄鳥ふたつ・・・・」等の歌を釈のものとして掲げておる。(岩波書店
 これあきらかに齋藤茂吉。しかもあまりにも人口に膾炙するもの。よっぽどマチガイを指摘してやろうかと思ったけれど、指摘の仕方がわからないのでやめておく。(おそらく誰かが文句つけて早々に訂正されるだろうけれど。)
 最近この出版社の編集力の低下がしばしば囁かれておりますが、案外本当かも。

 夕方、出かけるツグミが東の空を指差して、「すごい入道雲。」
 まさに巨大な雲の峰が、美術室の石膏像みたいにくっきりと輪郭際立たせて立ち上がっておりました。
 空では雲の展示会のごとく様々な雲が思い切りその存在を主張している。
 刻々と変わる雲の万化は美しい。


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