路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

とりどりに色を落として野菊かな

2010年10月21日 | Weblog
 終日曇天。なんだかガランとさびしい日だな。

 小さな用事で出たり入ったりする。出たり入ったりするたびに不在メモが入っていたり留守電があったりする。
 出たり入ったり、上がったり下がったり、ま、そんなことの繰り返しである。


                         


 家人が小旅行で、夜その迎えに出たら直後にまだ少しかかるという電話。それで、新刊本屋に入って時間調整。
 ポプラ社の百年文庫、田舎の本屋では並ぶことはないだろうと思っておりましたが、驚いたことに新刊の棚一面すべてを占めて堂々の登場でありました。
 オミソレいたしました。
 これは出版社営業の勝利か、本屋の意思か。この本屋は田舎にしては以前よりナカナカなところがあるので、経営者もしくは店長の英断かもしれない。

 で、ザッと眺めて、『11・穴』と『35・灰』を購入。前者はカフカ・長谷川四郎・ゴーリキー、後者は中島敦・石川淳・島尾敏雄。
 買ってから眺めて、どうも違ったか。なんか置きに行った、感はあるな。
 ま、いいか。
 ほんとは、正岡容とか島村利正とかいきたかったんだけど並びがちょっとで、というのもあざといが。
 それにしても、いつまであの棚を占めていられるか。

 『パンとペン』はもう少し。




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