路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

朝露やときどき開く古家の背戸

2010年09月29日 | Weblog
 夜半から続く雨。明け方には小止みになって、午前中には上がったかと思って手をかざすと細かな霧のような水滴が少しの風に斜めの点線になっている。昼には陽が出て、晴れたかと思うとまた音立てて降ったりする。

                             

 『安曇野』昭和に入ってだんだん面白くなってきた。飛ばし読みのうえに、寝がけにほんの数分づつの読書だからときどき前後のつながりがわからなくなるが、もともとが小説の構造自体がそんなもんだからそれでよかろう。

 やらねばならぬことは山積しているのに、何もできないまま時が過ぎる。
 秋めくと毎年そう思うことを、また今年も思って日が過ぎていく。

 九月も終わるな。