ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

天野酒純米吟醸無濾過生原酒

2017-01-14 21:14:56 | 日本酒

昨年は純米大吟醸を買ったが、それに加え、今年は純米吟醸も買った。純米吟醸の方がラベルがカラフルだ。榊莫山による書に関しては同じものを使っていると思われる。カラフルとは言ったが、寺山修司的な怪しい色使いだ。

純米大吟醸と比べてみるが、正直違いがわからない。強いて言えば、大吟の方が味の幅が多い。純米吟醸は幅が、上下の幅はあるが、層が少ない感じか?真ん中の味覚が弱いといえる。その、真ん中にあった、一言で言えば辛さ、喉や口中に対して刺激する味覚が少ない。まさかそれを総称して辛さとか甘さと評価してはいないことを願う。


「人類再生戦線」 A・G・リドル

2017-01-10 22:36:18 | 読書
 
 
プロローグからいきなり7万年前、と、桁違いの時間のスケールで始まる。しかもその7万年前の時点で高度に発展した科学技術を有しているようだ。しかも1万年前にカプセルに入って休眠していたという描写。そして、その時13万年前に誕生した種族が絶滅の危機に瀕しているという場面なのだから、一体どれだけの歴史を行ったり来たりするのやら。
相変わらずテンポが速い。章立てになってい
る。半分たったところで早くも28章だ。一場面ごとに章が変わる。さながら、海外ドラマで言えば、CMに入るごとに章が変わる感じだ。だからテンポが速く感じるのかの知れない。
人類再生戦線は始めから走り回っている印象だ。ケイトとその叔父で育ての親である、マーティンの関係と前作で好感のあったデヴィッドと悪役のドリアンとの対決後が、交互に表される。ケイトの方は、今起きているのがどんな壮大な壮大な危機に直面しているのかということが表される。デヴィッドの方は、前作でドリアンと相討ちで死んでしまったのに、ガラスのチューブに入れられ復活するという非現実的な話が進む。ただゆにーくなのは、死んだ本人の主観で語られることだ。死んでしまったのに復活するというシチュエーションは多々あるが、死んだ本人がどう復活する様を感じるか?語るのはそうはない。
半分まで読みすすめ、デヴィッドは死んだままなのか?ドリアンは悪人だと思っていたが、文明の進んだアトランティス人からは買われている。アトランティス人も悪者なのだろうか。今後、宇宙人達との戦争が勃発しそうな流れだ。
下巻
マーティンが殺害され、仲間間で、誰かが犯人ではないかという疑心暗鬼から始まる。
マーティンの残した暗号のようなもの、これが、意外にもデヴィッドには簡単に解けるのだった。デヴィッドは歴史学の博士課程中退というこれまた意外な経歴の持ち主だった。まずPIEという単語の意味。これはインド・ヨーロッパ語族のことだ。インドとヨーロッパは共通の祖先を持つということなのだ。サンスクリット語もヨーロッパの言語や神話と共通点があるという。
p86
コンティニュイティという組織が研究していること。ある遺伝子が変化を起こしたとき、それがどのように発現するか予測できるという。これはおもしろい。
P142。76章あたりからケイトの脳裏に記憶がよみがえってくる。イマリの発祥についてだ。つまり、イマリを生み出したのがケイト自身ではないかということだ。
しかし、そこから話は急加速だ。ケイトが記憶を取り戻す過程でどんどん謎が解き明かされていく。謎解きをメインにした物語ではないということだ。
 
上巻
20161129読み始め
20161223読了
下巻
20170107読み始め
20170110読了

キリン一番搾り横浜づくり

2017-01-09 17:09:00 | ビール

知らなかったが、横浜づくりは色がブラウンだ。名古屋づくりに匹敵する。

味は神戸づくりと比べて比較的低音だ。カーンというような金属的な風味。

後味はやはり米を使う神戸づくりの華やかさに比べ、華やかではあるが金属質とも取れる華やかさが感じられる。時間がたつとモルツ感と感じられるようになる。

飲めば飲むほどモルティなビールだ。うまい。

 

20170131追記。

仙台づくりからの横浜づくり。

仙台づくりもうまいが、比べると、やや音程は高くなる。そして味が濃い印象。米が入っていない分、麦芽の旨みがより濃いのだろうか。

やはりうまい。


キリン一番搾り名古屋づくり

2017-01-08 15:38:18 | ビール

色は予想されるようにやや濃いめの茶色。広島づくりに近い。

しかし味は広島づくりと異なり、焦げ感はない。

味自体は濃いめのような気もする。各味覚がゴージャスな印象だ。後味もしっかりと尾を引く。

味の中心に米っぽい重めの曇り感がある。それが後味まで続く。

濃い食事と会いそうな気はする。負けない重み、派手さがある。