四国中央市の竹本酒店で購入。
ここは愛媛の梅錦をはじめとして、全国の地酒が置いてあった。
ここで、あえて奈良の春鹿をチョイス。純米吟醸生酒だがこのラベルはネットで検索しても出てこない。
裏を見ると製造年月は「24.4」とある。平成24年といえばもう3年前だ。生が生でなくなっているのではないか?
まあ熟成酒と思おう。
注ぐと日本酒っぽい、そして力強さを感じる香りが広がる。
飲むと、日本酒だった。吟醸香は全くない。気のせいかもしれないが熟成香すら感じる。
口に含んだとき酸味のある爽やかな味を感じるが、中盤の味は重く、熟成味のある日本酒の味だ。
学生の頃大阪で飲んでいた日本酒はこんなのだったかもしれない。灘、伏見が多かったと思うが、こちらも同じ関西だから味の傾向は似ているのかもしれない。ただこれまた気のせいかもしれないが、そういった一般的な日本酒よりは力強い、しっかりした味ではあると思う。
食中酒にしたいところだ。
食中酒とはいえ、イワシの堅干しとは、相性はよくない。それぞれが個性を出し合う。
熟成酒はやはり燗をしたほうがいい。冷やかれいしゅにすると重すぎる。そこで燗だ。くさみは残るがまぎれる。
これは燗をすると、甘味が増し、アルコール臭さは全く無くなり、どちらかというと甘口の酒と感じさせる。
しかし、これを好んで飲む人がいるのだろうか?
自分はやっぱり甘口より辛口が好みかもしれない。と、現時点では思う。
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