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ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

みるみる理解できる量子論

2006-11-20 00:37:51 | 意識科学

心脳問題の本を読んでいると、やたらと量子論が出てきます。

今まで何となく量子も関わっているんだろうな。と漠然と思っているだけで。実際のところは量子論なんてさっぱり理解していなかったんですね。恥ずかしながら、どうせクォークとかその辺のことだろうと。そのせいで、意識の解明に量子論を持ち出すのは不適当な気がしてました。量子で解決して欲しくない。と願っていたくらいです。クォークなんて不安定、というか自然にその状態で存在していないようなものが、仮に脳で作用して意識を生み出しているとしたら、いったい脳の中でどんな複雑で巨大な実験装置みたいなものがあるんだ?と。だったら頭を振っただけでせっかく構成した意識の元(と仮に表現しますが)がどこかに消えてしまいそうな気がして、その理論はありえないな。と思ってました。

だたそんなに量子量子と言うなら実際量子論をかじっておいた方がいいなと思い、簡単そうな解説書を読んでみました。

みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界
価格:¥ 2,415(税込)
発売日:2006-09

これはすごいです。わかりやすい。私は研究者でないので量子論の詳細な数式や計算なんかは理解する必要はないと思うので、こんな感じでイラストや図を多用して概要を教えてくれる本はすばらしい。

これを読んで量子論を誤解していたことに気がつきました。

そして、意識の問題はやはり量子論も考慮に入れないとだめなのではないかと思いすらしてきました。

詳細はおいおい書こうと思いますが、これまで東洋思想、ニューサイエンスなどが量子論を引用してきたかがわかったような気がします。そう考えれば量子論と仏教の思想は極めて相似していますね。

またタオ自然学を読んでみたくなりました。

タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:1979-01


はじめてのインド哲学

2006-11-12 00:19:36 | 意識科学

マンダラ観想法というのがあるそうです。

宇宙と自己の合一をマンダラを思い浮かべながら自分の中で実現するという。

観想法によってマンダラによる宇宙を目の前に映し出す、そのうちどんどん小さくなり何もなくなってしまう(一旦消滅する)。次の瞬間自分と一体になったまま宇宙が外に向かって大きくなっていく(再生する)。

正にビッグバンではないでしょうか?そういうことですか?

意識の謎というのもそうですが、宇宙の始まりとかその前は何があったのか?考えていると気が遠くなりそうですよね?怖くなると言うか、吐き気を催すくらいのじれったさ。知りたいけどわからない。誰も知らない。不思議ですね。


意識する心

2006-11-10 00:02:24 | 意識科学

デイヴィッド・J・チャーマーズ

「意識する心」読み始めました。

意識する心―脳と精神の根本理論を求めて 意識する心―脳と精神の根本理論を求めて
価格:¥ 5,040(税込)
発売日:2001-12

画期的な本ということでずっと前に買っていましたが、

やはり難解でほったらかしにしていたわけですが、

最近ほかの関連したものを読んでいるうちに少しは理解できそうな気がして改めて読んでみようと思い立ちました。

とはいえ、また躓きそうです。


ペンローズの量子脳理論

2006-11-08 00:54:14 | 意識科学

先日、ペンローズの量子脳理論がどうしても欲しくて、Amazonや色んな購入サイトを探したのですが、全て絶版で入手不可ということでした。

こうなれば書店の在庫に期待するしかないと、書店を探し回り(最終的には一番近い書店で)見付け、ちょっと外観はくたびれて汚れもありましたが、今がチャンス!と買いました。

ペンローズの量子脳理論―21世紀を動かす心とコンピュータのサイエンス ペンローズの量子脳理論―21世紀を動かす心とコンピュータのサイエンス
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:1997-05

ところが、1ヶ月も経たないうちに文庫版で発売されました。

ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2006-09

ちょっとひどいんじゃないですか?

がっかりしましたが、まあ表紙のイラストに免じて良しとしましょう。

あと読む前ならもっと衝撃が大きかったですが、一応いくらか読んでいたので良かったです。

ペンローズは量子論からのアプローチで意識を解明するという点で、とてもユニークな考えだと思います。

しかし、関連のものを読みましたが、どうやら意識は量子理論によって解明できるに違いない。しかし現状の理論のレベルでは難しいでしょう。今後に期待。ということで核心を追求はしていないようです。


「無意識の脳、自己意識の脳」。どう難解か?

2006-11-01 23:33:51 | 意識科学

ダマシオ「無意識の脳、自己意識の脳」は難解といわれていますが、

結局、脳のここの部分がどうなって・・・という箇所が一般人には難しいのではないかと思います。それに携わっている人はピンと来るんでしょうけど。

あと、後半の章に進むにつれ、専門用語や著者独特の用語が頻発し、訳者の方も苦労されたのだろうと思いますが、日本語もわけがわからなくなってきます。

私のような素人は敢えてその箇所は追求せず読み進めました。

そうすると残りの部分は様々なエピソードの実例が豊富に紹介されていて、その部分だけでもおもしろく、色々自分なりの想像を巡らすことができて勉強になります。