心脳問題の本を読んでいると、やたらと量子論が出てきます。
今まで何となく量子も関わっているんだろうな。と漠然と思っているだけで。実際のところは量子論なんてさっぱり理解していなかったんですね。恥ずかしながら、どうせクォークとかその辺のことだろうと。そのせいで、意識の解明に量子論を持ち出すのは不適当な気がしてました。量子で解決して欲しくない。と願っていたくらいです。クォークなんて不安定、というか自然にその状態で存在していないようなものが、仮に脳で作用して意識を生み出しているとしたら、いったい脳の中でどんな複雑で巨大な実験装置みたいなものがあるんだ?と。だったら頭を振っただけでせっかく構成した意識の元(と仮に表現しますが)がどこかに消えてしまいそうな気がして、その理論はありえないな。と思ってました。
だたそんなに量子量子と言うなら実際量子論をかじっておいた方がいいなと思い、簡単そうな解説書を読んでみました。
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みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 価格:¥ 2,415(税込) 発売日:2006-09 |
これはすごいです。わかりやすい。私は研究者でないので量子論の詳細な数式や計算なんかは理解する必要はないと思うので、こんな感じでイラストや図を多用して概要を教えてくれる本はすばらしい。
これを読んで量子論を誤解していたことに気がつきました。
そして、意識の問題はやはり量子論も考慮に入れないとだめなのではないかと思いすらしてきました。
詳細はおいおい書こうと思いますが、これまで東洋思想、ニューサイエンスなどが量子論を引用してきたかがわかったような気がします。そう考えれば量子論と仏教の思想は極めて相似していますね。
またタオ自然学を読んでみたくなりました。
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タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる 価格:¥ 2,310(税込) 発売日:1979-01 |