医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

弁護士が裁判記録破く 容疑で書類送検 大阪府警

2023-09-14 18:48:51 | 法曹界

 国選弁護人として担当している刑事事件の記録を破いたとして、大阪府警は13日、公用文書毀棄(きき)容疑で、大阪弁護士会所属の中道一政弁護士(42)を書類送検した。

 容疑を認め「発言の一部を切り取っただけの内容で作成されていた」などと供述しているという。府警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 送検容疑は7月19日午前、大阪地裁の事務室で、地裁が保管する刑事事件の電話聴取書1通を引き裂いた疑い。

 府警捜査1課によると、同日開かれる予定だった担当事件の公判が裁判官の体調不良のために中止となり、聴取書には中止に関する書記官との会話内容が記載されていた。地裁が府警天満署に通報し告発。同弁護士は20日午前、同署に出頭したという。取材に対し同弁護士は「コメントは差し控える」と話した。

 中道弁護士は5月、法廷内で刑事裁判を録音しようとしたとして退廷命令を受け、抵抗して手錠で拘束。「制裁裁判」で過料3万円を命じられている。 

2023年9月13日 時事通信社

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