医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

9歳の女の子死亡 時速120kmでスポーツカー運転の医師(37)に禁固3年を求刑 広島地検

2024-05-21 19:39:06 | 医療界

おととし、福山市でスポーツカーを時速およそ120キロで運転して軽自動車に衝突し、当時9歳の女の子を死亡させるなどの罪に問われている医師の男の裁判で、検察は禁錮3年を求刑しました。

起訴状などによりますと、福山市の医師の男(37)はおととし6月、福山市霞町の交差点で、運転していたスポーツカーを右折してきた軽自動車と衝突させ、軽自動車に乗っていた当時9歳の女の子を死亡させるなどした罪に問われています。

現場の制限速度は時速50キロでしたが、男はおよそ120キロで走行していました。 21日の初公判で男は「間違いありません」と起訴内容を認め、その後の被告人質問で、過去に3回、速度違反をしていたことを明らかにした上で、「せっかちな性格で速度メーターは見ず、経験を元に体感で運転していた」などと述べました。

検察は「自らの運転技術を軽々しく信じて高速で運転を行った結果、重大な事故に至っており、その過失は大きい」として禁錮3年を求刑。

一方、弁護側は「被告は二度と運転しない旨を誓っている」として、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は来月4日に言い渡されます。

2024年5月21日 テレビ新広島


がん手術中、頸動脈切る 後遺症の60代男性に2060万円賠償 三田市民病院「医療過誤明らか」

2024-05-21 19:31:58 | 医療界

 兵庫県三田市は20日、三田市民病院で喉頭がんの手術を受けた市内の60代男性の頸(けい)動脈を誤って傷つけ、後遺症が残ったとして、損害賠償金約2060万円を男性に支払う方針を明らかにした。24日開会の市議会定例会に関連議案を提出する。

 市によると、男性は2020年12月、市民病院で喉頭がんの手術を受けた。医師が手術中、男性の左総頸動脈を誤って切断し、すぐに縫い合わせたが、脳梗塞が認められ高次脳機能障害を発症。翌年1月にリハビリテーション専門病院に転院し、退院後もリハビリを行ったが後遺症が残ったという。

 市は「診療状況を再度確認したところ、医療過誤があったことは明らか」と認め、賠償金を支払う方針を決めた。(橋本 薫)

2024年5月20日 神戸新聞