成年後見人として管理していた預かり金など約547万円を着服したとして、福岡地検が福岡県弁護士会所属の弁護士(57)(福岡市中央区)を業務上横領罪で福岡地裁に在宅起訴していたことがわかった。3月29日付。
起訴状によると、2021年11月~22年9月、成年後見人名義の預金口座から23回にわたって計約547万円を引き出し、横領したとしている。地検は認否を明らかにしていない。
弁護士はこの事件で着服した金を生活費や借金返済に使ったとして、23年12月に同会から業務停止6か月の懲戒処分を受けていた。同会の調査に対し、私的流用したことを認めていた。
昨年6月以降、同会に所属または所属していた弁護士が業務上横領罪などで起訴される事件が相次いでおり、今回で4人目となった。
2024年4月18日 読売新聞