医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

東京労災病院をめぐる贈収賄事件で整形外科副部長の男ら3人を再逮捕…便宜図って現金20万円受け取ったか 警視庁

2024-05-11 19:18:20 | 医療界

東京・大田区の東京労災病院をめぐる贈収賄事件で、警視庁は、病院の副部長の男が手術で使用するインプラントを多く使用するなどの便宜を図る見返りに、医療機器メーカー側から約20万円を受け取ったとして、再逮捕しました。

収賄の疑いで再逮捕されたのは、東京・大田区の東京労災病院の整形外科副部長で医師の浅沼雄太容疑者(41)です。また、贈賄の疑いで新宿区の医療機器メーカー「HOYA Technosurgical」の前営業部長の小野田大容疑者(46)、加藤高彰容疑者(39)も再逮捕されました。

警視庁によりますと、浅沼容疑者は2022年、人工関節などに使うHOYA製の金属製インプラントを多く使用するなどの便宜を図った見返りに、複数回に分けて約20万円を受け取った疑いが持たれています。

捜査関係者によりますと、小野田容疑者と加藤容疑者は浅沼容疑者がHOYA製のインプラントを手術で使った回数に応じて賄賂を支払っていたとみられ、浅沼容疑者は副部長の立場を利用して、整形外科内でHOYA製を使うように働きかけ、ほかの医師が使用した分も含めて見返りを受け取っていたということです。

警視庁は、ほかの医師も見返りを受け取っていなかったかなど、病院と医療機器メーカーの癒着の実態を調べています。

2024年5月10日 日テレNEWS