5年前、香川県立中央病院で手術を受けた患者と家族が「医療ミスのため後遺症が残った」として県などに損害賠償を求めていた裁判で、県が和解に応じる方針を固めました。
訴えを起こしているのは2017年5月、交通事故で香川県立中央病院に搬送された当時50代の患者と家族です。
病院によると、この患者に対し、CT画像などをもとにしたナビゲーションシステムを使って脊椎を固定する手術を行った際、スクリューがずれ、脊髄に損傷を与えたということです。
その後遺症のため自力で歩けなくなったとして患者と家族は2020年、県と事故の加害者に合わせて約8300万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
病院側は当初から過失を認めていて、県は、高松地裁から示された和解案に応じ、3700万円の賠償金を支払う方針を固めました。
6月17日に開会する6月定例県議会に損害賠償に関する議案を提案し、議決が得られれば高松地裁で和解手続きを行います。
なお、高松地裁の和解案では事故の加害者側も1300万円を賠償することとしていて、原告側も加害者側もこの案を受け入れる方針を示しているということです。
2022年6月10日 KSB瀬戸内海放送
訴えを起こしているのは2017年5月、交通事故で香川県立中央病院に搬送された当時50代の患者と家族です。
病院によると、この患者に対し、CT画像などをもとにしたナビゲーションシステムを使って脊椎を固定する手術を行った際、スクリューがずれ、脊髄に損傷を与えたということです。
その後遺症のため自力で歩けなくなったとして患者と家族は2020年、県と事故の加害者に合わせて約8300万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
病院側は当初から過失を認めていて、県は、高松地裁から示された和解案に応じ、3700万円の賠償金を支払う方針を固めました。
6月17日に開会する6月定例県議会に損害賠償に関する議案を提案し、議決が得られれば高松地裁で和解手続きを行います。
なお、高松地裁の和解案では事故の加害者側も1300万円を賠償することとしていて、原告側も加害者側もこの案を受け入れる方針を示しているということです。
2022年6月10日 KSB瀬戸内海放送