医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

旭川医大の医師らが反乱!学長の「恐怖政治」に終止符打つため署名活動「健全な大学を取り戻したい」

2021-02-11 21:51:16 | 医療界
 旭川医科大学の教授らが、学長の辞職を求める署名活動を立ち上げました。署名した現役の医師は、HBCの取材に「恐怖政治」だと語りました。

 「この一票、自分の声が解任につながればいい。成功して欲しいではなく、させないといけない」(旭川医大病院の医師)

 かみしめるように署名を見つめるのは、旭川医大病院の30代の現役医師です。
 9日、旭川医大の教授などが立ち上げた「学内署名活動」。吉田晃敏(よしだ・あきとし)学長に「辞職」を求め、すみやかに辞職しない場合、文部科学大臣に解任の申し出を行うことを学長選考会議に要請するものです。
 発起人は、旭川医大の内科や外科の教授ら17人と名誉教授ら5人からなる「旭川医科大学の正常化を求める会」です。

 「身分のある方々が実名を公表している。皆さんも腹をくくって覚悟を決めたと強く感じる。基本的にはほぼ100%に近いぐらい歓迎の声が多い。医師に関しては学内の6割から7割ぐらいまで賛同を得られると思う」(旭川医大病院の医師)

 署名活動では、吉田学長を「大学の価値を低め、ガバナンス機能を完全に破綻させた責任は重い」と指摘。署名した医師は、吉田学長の大学運営を「恐怖政治」と表現しました。

 「(学長の)恐怖政治の根本として感じてきたものが報復人事。突発的な人事で辞めた医師を、何人も目の当たりにしてきましたので、我々も生活があるので、クビになるのが一番怖い。そこが足かせとなって恐怖政治を甘んじて受け入れざるを得なかったという現状がある。健全な大学を取り戻したい。それを地域の皆様に恩返しという形で還元していきたい」(旭川医大病院の医師)

 署名活動は、旭川医大のすべての職員およそ2000人を対象に行い、吉田学長と学長選考会議に提出する予定です。


2021年2月10日(水)「今日ドキッ!」午後6時台

北海道放送(株)