拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

セッション18/シンジのパート「新生活のスタート」

2012-02-14 | ニッポンジン!


拝啓、カズさん。シンジです。

今年もイースターの季節になりました。

そして我が家のフランクフルトへの引越しも、無事終わりました。

ドイツに来て初めての本格的な引越しで、一時はどうなることと思いましたが、これでちょっと一安心です。


今回は最初インターネットのドイツ語イモビリゲン・サイトで、個人契約の物件を探したのですが、街中心部にある安くてすごくお値打ちな物件に連絡すると、「自分はイギリスに住んでいて今ドイツにいないから、部屋の内見はできないので、写真だけで決めて欲しい。敷金と初月の家賃を納めてくれたら鍵を送る」といった類のメールが送られてくる、今流行の不動産詐欺ばかりで挫折しました。

7~8件メールを送ったうちの4件が詐欺で、その他は返事なしだったので、本当にびっくりです。

同じようなメールが送られてくるので、何かオカシイと思い、かつての相棒で、フランクフルトでも再び同僚となるゲッツェに、「どう思う?」とメールを転送して確認したところ、「これは今流行りの不動産サギだよ」と言われ、「ああ、やっぱり」という感じでした。


シュトゥットガルト郊外に住みながら、フランクフルトの物件を探すのは容易でないので、金額の上限はあるものの、礼金と仲介手数料、引越し代は会社負担ということもあり、今回はフランクフルト市内にオフィスを構える、日本人の不動産業者を使いました。

フランクフルトやデュッセルドルフでは、物件探し1つとっても、日本式のサービスが受けられるので、シュトゥットガルト等の地方都市と比べてすごく便利です。

翼が4月から日本人小学校に入学するので、日本人小学校の徒歩圏内であるハウゼン地区にマンションを借りることにしたのですが、南ドイツと比べると割高なものの、東京や横浜と比べればそれでもかなり安いです。


ただ家賃が高くなっても収入が増える訳ではないので、車を手放すことにしました。

10年落ちの車を買ったものの、ガス代だけでなく、修理費等の車の維持費が毎年かなりかかっていたので、その維持費分で、ある程度の差額は埋められそうです。

フランクフルトの都心ならUバーン(地下鉄)が発達しているのと、市内の日本人経営のお店が米や調味料を無料配達してくれるので、車が無くても大丈夫かな?と思っています。


しかし1番の問題は電話とインターネットの移設で、事前に連絡をした際には、1週間で移設できると言われたものの、実際にフランクフルトに引っ越してみると、まだ完了しておらず、コールセンターに問い合わせると、最低でもあと2ヶ月はかかるとのこと。相変わらずのドイチェ・クオリティで、まったくもってアリエナイです。

今やインターネットは電話以上に重要な生活インフラなので、半年間の解約ペナルティを承知で、このプロバイダとの契約を解除して、ボーダフォンに切り替えることにしました。

回線の納期が2ヶ月以上遅れているのは、プロバイダ側の不手際なのに、こちらが半年分もよけいに、ペナルティの回線利用料を払わされるこの仕組みは、まったくもって意味不明ですが、元々このプロバイダを紹介してくれたゲッツェが、フランクフルトに引っ越した時にも同じく3ヶ月遅れたらしいので、彼のアドバイスで解約することにしました。

ボーダフォンを選んだのは、DSLモデム用の英語マニュアルがあることと(ゲッツェが今使っているT.COMはドイツ語のみ)、回線開通までに1ヶ月程かかるものの、その間無料でUSB接続でつなぐモバイルインターネットを利用可能なので、開通までの間はモバイルでインターネットにつないでいます。(今Faceworkにもモバイル接続でログオンしています。笑)


それと今回シュトゥットガルトからフランクフルトへの荷物運搬ですが、当初日系大手の引越し会社に見積依頼した際に、約50万円と言われびっくりしました。

独身時代に横浜の実家から都内のアパートへ引越した際も、荷物の運搬費用は10万円以下だったので、同じ位かな?と思っていたのですが、50万円は礼金等を含めて、会社から言われている予算を大幅に超えるので、妻の麻友に、「駄目元でいいから、現地の業者をあたってみてくれない?」と聞いてみたんです。


ドイツ語が堪能な麻友が、電話帳を使って、町の引越し屋をかたっぱしからあたったところ、10万円弱で引越ししてくれる現地業者が見つかったので、こちらに頼みました。

ドイツ語対応のみの地元業者なら、こんなに値段が違うのだと、今回改めて思い知らされました。


まだ部屋には未開封のダンボールが何箱もありますが、少しずつ生活を立ち上げていきたいと思います。





P.S.
今日は家の近所に飾られていたイースターエッグの写真をアップロードします。

4歳でドイツに来た翼も、来週から小学校1年生になります。

新しいフランクフルトの生活が、今から楽しみです。



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