拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

法王の祭壇のパイプオルガン(ヴァチカン/ヴァチカン市国)

2012-06-30 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)



サン・ピエトロ大聖堂の法王の祭壇近くに設置された、パイプオルガンです。

以前ドイツ人の知人から、教会のパイプオルガン演奏者は、殆どボランティアだという話を聞いたことがあります。

でもやっぱりその教会に通う信者(少なくとも同宗派?)じゃないと、演奏させてもらえないのでしょうかね???
(少なくともヴァチカンでは、カトリック信者限定かもしれませんね)

サン・ピエトロ大聖堂のパイプオルガン(ヴァチカン/ヴァチカン市国)

2012-06-29 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


サン・ピエトロ大聖堂の奥の間に設置されたパイプオルガンです。

カトリックの聖地に相応しい、威厳に満ちた外観をしています。(この時は音色までは聴けませんでした)


理由はわかりませんが、パイプオルガンの音色に昔からなぜか惹かれてしまう自分は、教会を訪れると、真っ先にパイプオルガンを探してしまいます。

もちろんヴァチカンでもそれは変わらず、最高峰の芸術品であるミケランジェロのピエタよりも、真っ先に気になるのはパイプオルガンだったりします。


スピリチュアルな夢物語ですが、何代か昔の前世に、自分は欧州の教会でパイプオルガンを弾いていたのではないか?と、自宅のオルガン(電子ピアノのサンプリング機能ですが)でバッハやヘンデルを弾いていると、そんな気持ちにさせられます。


現世では、クリスチャンですら無いんですけれどね、、、。(苦笑)

ベルニーニ作サン・ピエトロ大聖堂の天蓋(ヴァチカン/ヴァチカン市国)

2012-06-28 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


1633年にジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって手がけられたと言われる、サン・ピエトロ大聖堂の天蓋(バルダッキーノ)です。

この天蓋のブロンズは、パンテオンからはがされたものと言われています。


天蓋の下はローマ法王の祭壇で、その真下の地下10メートル先には、聖ペドロの墓があります。

ミケランジェロ作サン・ピエトロのピエタ(ヴァチカン/ヴァチカン市国)

2012-06-27 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂のバシリカに入って右側にある第一礼拝堂にある、ミケランジェロ作のピエタです。

1500年頃の完成と言われる、ミケランジェロを代表するこの大作は、世界的に有名なヴァチカンの至宝として、いつも周りに人だかりが出来ています。


磔刑に処された後、十字架から降ろされたイエスの亡骸を腕に抱く、聖母マリアをモチーフにしたこの像は、深い悲しみ・儚さ・絶望と、慈愛に満ちた美とか同居しており、見る者をその場に釘付けにする不思議な力を持っています。


昨年秋で3度目のサン・ピエトロ大聖堂訪問でしたが、何度でもこの像を見たいと思う、素晴らしい傑作です。

エジプトにイスラム原理主義政権が誕生した日

2012-06-26 | 旅人のひとりごと


イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏がエジプト大統領選で勝利し、とうとうエジプトにイスラム原理主義政権が誕生しました。

わずか8ヶ月前にエジプトを訪れた際には、このエジプトに平和が訪れてくれたらという祈りに近い気持ちを持っていましたが、このニュースを聞いて、昨日みたDVDの主題歌にも使われていた、RadioheadのLast Flowersが自分の頭の中で鳴り響きました。


※Last Flowers(日本語訳テロップ付)

http://www.youtube.com/watch?v=lxOFntxnDPE


エジプトでは現政権が軍部と手を握り、この新政権と対立するような動きを見せています。

場合によっては内戦が起こる可能性があり、一方で新政権と隣のイスラエルとの戦争を危惧する声もあがっています。

くそったれの現実から抜け出したいと思うエジプトの若者たちと、その思いを利用した過激派の構造。

西側諸国に住む我々の目にはそんな風に映っていますが、果たして真実は、、、。



この世の中は、対極(アンチテーゼ)な2つの存在によって、バランスがとれていると言われています。

それが事実であるならば、今回イスラム原理主義政権(一部では"元原理主義組織"という説もあり)がエジプトに誕生したという事実は、この世界のどこかにそれと対極な存在があるということなのでしょう。



そしてこのくそったれの現実の対極にある美しい存在も、きっとこの世界のどこかにある(ひょっとすると我々のすぐ身近にもある)と自分は信じています。



そこに銃とギターの対なる存在(もの)があるならば、自分は迷わずギターを手にとる。

エジプトの若者達にこの曲を送りたいと思います。


※Radiohead - Creep

http://www.youtube.com/watch?v=XFkzRNyygfk




※写真:8ヶ月前に訪れたエジプトのハルガダ。
砂漠や遺跡だけなく、エジプトには美しい海や多くの豊潤な果実もあります。
自分にとって、北アフリカ諸国の中で、最も好きな国であるエジプト。
この国に、血を流すことなく平和が訪れることを、切に願います。




告白

2012-06-25 | その他


今週末もTSUTAYAでDVDを借りてきての、邦画鑑賞です。

今回みたのは、松たか子さん主演、湊かなえさん原作、中島哲也監督の「告白」です。


元々はMy FavoriteであるRadio Headの楽曲が、主題歌に取り上げられた邦画ということで興味があって借りたのですが、まあよくもこの題材を映画にしたなあという感じで、Radio Headが歌う主題歌のLast Flowersがしっくりき過ぎる位、すごく重たい映画でした。


ある意味スゴイ映画だ!という、何とも抽象的な表現であえて綴ってしまいますが、個人的な主観としては、願わくばオチの部分で、何か救いのようなものがあれば、もっと好きになれた作品かもしれません。

ただこの作品は狙って、どん底まで観客をつき落として、そのまま終わるんだな、、、という印象でした。


それはRead Head=絶望の音楽と一般的に言われる、その世界観と共通するものが、あるのかもしれません。


しかし世の中の殆どのものに、表裏、アンチテーゼ(対極)があるように、その冷たい底なしの絶望感の中に、どこか希望や救いといったものを求め手を伸ばすような響きが、Radio Headの音楽にはあると、個人的には思っています。


この主題歌を聞いて、今度はLast Flowersのピアノ弾き語りをしてみようかな、、、と考えているのですが、楽曲の雰囲気が重すぎてまったく演奏する場が無かった、Exit Music(レオナルド・ディカプリオ主演の映画 "Romeo + Juliet" のエンディング曲。随分昔に音どりをしたものの、演奏機会なし。汗)の2の舞になりそうだ、、、と思ってみたりして。


ちなみにYou Tube↓にも、Last FlowersのPVがアップロードされているみたいです。

http://www.youtube.com/watch?v=ZT4ufSbrRQ8



デジカメで365日のピアノ引き語りを撮ってみた

2012-06-24 | 音楽&MOVIE
デジカメでミスチルの365日のピアノ引き語りを撮ってみた





先日からリハビリを兼ねて、音どりを始めた365日ですが、試しにデジカメで録画してみました。

ただいま鼻炎中(今日も耳鼻科に行ってきました)なので、ちょっと鼻声なんですけれど。。。(汗)

人前で歌う為には、これから味付けをしていかないと~って感じなのですが、果たしてこの曲を歌う日が来るのだろうか???

吉野家のうな丼

2012-06-23 | その他


今年はうなぎがあまりとれないようで、物凄く値上がりしているみたいですが、牛丼の吉野家で期間限定のうな丼がメニューに加わったので、試しに食べてみました。

お味はちゃんとうな丼を食べている気分にさせてくれるもの。
(このご時勢に650円というリーズナブルなお値段のスペシャルメニューなので、それ以上は突っ込んではいけません)


"期間限定"という響きに弱いタチなのですが、調べてみたら今年の土用の丑の日は7月27日なのだとか。

1ヶ月以上フライングじゃん!!!と、結局自分で突っ込んでしまいました。


別に普通の日に、うなぎを食べてもいいんですけれどね。(苦笑)

サン・ピエトロ広場(ヴァチカン/ヴァチカン市国)

2012-06-22 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


サン・ピエトロ大聖堂のクーポラから眺めた、サン・ピエトロ広場です。

長径200m、短径165mのこの楕円形の広場は、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの設計で1656-67年に建設されたもので、4列のドーリア式円柱の列柱廊と140体の聖人像、そして広場の中央に立つオベリスクが、キリスト教の聖地を訪れる巡礼者と観光客を出迎えてくれます。

サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン/ヴァチカン市国)

2012-06-21 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


カトリックの総本山、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro in Vaticano)です。

使徒ペトロの墓所があった場所に建立されたと言われるキリスト教の聖地で、ローマ教皇の住むヴァチカン宮殿や、ヴァチカン美術館が隣接しています。


4世紀に聖ペトロの墓所を参拝す為に建設された初代の大聖堂は、15世紀に倒壊の可能性があった為に改修され、現在の大聖堂は1626年に完成した2代目のもの。


高さ約120m、長さ211.5m、総面積は49,737m²のこの大聖堂は、世界最大級の教会建築で、ローマ市内の世界最小国家であるヴァチカン市国全体が、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に指定されています。